和歌山・紀ノ川河口域では「夏ハゼ」と呼ばれ、8月に入ればハゼが狙える。今回はお手軽なノベ竿での夏ハゼ釣りに必要な4つのアイテムを紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部)
河口のハゼ釣りは初心者に最適
仮にあなたがある程度釣りを経験しているアングラーだったとしよう。これから初めて釣りを体験してみようという人に、一番最初に楽しんでもらうとすれば、どんな釣りを選ぶだろうか?
もちろん、答えは一つではないハズ。どのアングラーも自分の得意としている釣りジャンルがあるのだからそこは仕方がない。そんな状況なら、私は迷うことなく「河口のハゼ釣り」を選ぶだろう。
今回は私のホームグラウンドである和歌山・紀ノ川の夏ハゼを例に挙げて、大好きなミャク釣りでの必須アイテムを紹介したい。いよいよ、本番を迎える河口のハゼ。ミャク釣りなら、リールを使わないので、キャストが苦手な人でも結構楽しめるのでオススメだ。
ハゼ釣り必須アイテム4選
リールも不要なので道具や仕掛けもシンプルなのが、ノベ竿でのハゼ釣りだ。細い竿先から手元に伝わるに出る心地よいアタリと引きが魅力で、テンポ良く釣っていけるのがメリットだろう。そんなノベ竿での釣りに必要な釣りアイテムを紹介していきたい。
1.川釣り用の振出竿
ノベ竿はヘラブナ釣りや渓流釣りなどに使用するタイプの竿で、リールは付けずに使用するので、ガイドもなく、糸絡みがしにくいので扱いやすいのが特徴だ。
釣り場にもよるが、長さは3.6~4.5mで、なるべく軽く、先調子の竿が良い。
例えばヘラ竿や渓流竿の硬調子。コイ竿の軽量なタイプなど。和竿も良いが、重くなるのと扱いに注意が必要なので、初心者にはあまりオススメできない。ミャク釣りでは、オモリを操作するので、あまり胴にかかる竿だと操作しにくい。
新たに購入するなら、釣り具店のスタッフに尋ねると親切にアドバイスしてくれる。
2.仕掛け
ミャク釣りはウキなどを付けずに、軽いオモリの先に仕掛けを付けて、竿で仕掛けを操作しながら探っていく釣りだ。仕掛け類で必要なアイテムは道糸、テンビン、オモリ、ハリス、ハリなど。
道糸は1~2号を使用する現地で切れた時に補修したり作り直すことも考え、予備も含めて50~100m巻きの糸を1巻き持参しておくと良い。素材はできればフロロカーボンラインの方が良い。
オモリはテンビンと一体化したミニL天1~2号が一番楽だが、古くからの中通しオモリ1~2号、ハゼ天秤(関東の釣具店なら扱っているところがある)にナス型オモリの組み合わせなどいろいろ。テンビンに直接スナップ付きハリス止めを付けるか、小さな砂ずりを直結し、その先に自動ハリス止めを付けておき、ハリスを交換できるようにしておくと便利だ。
自作が難しい場合、最初は市販のものでOK。またキス仕掛けの50本連結もオススメだ。ハリ先が痛んだら速攻で交換できて便利だ。慣れてくれば自作するのも楽しいもの。
3.エサ
河口のハゼ釣りではエサ店で入手しやすいイシゴカイ、またはアオイソメが定番だろう。1回の釣りで500円分あれば十分だ。また、エリアやシーズン、状況によって少しずつ当たりエサがかわるので、今年も釣行を重ねて分かれば改めて紹介したい。
4.クーラー
夏場の釣りには必携のクーラーボックスは、他の釣りに比べてやや小型が便利だ。8~10lのサイズが良いだろう、中には保冷材を入れて持参する。
その他アイテム
河口域の場合、広い川原などがあったりするが、釣り場周辺には自販機やコンビニがないことも多い。夏ハゼ釣りは、かなり暑い時期でもあるので、水分補給は大切である。また、タオル、フィッシングブーツ(ぬかるみもあるため)、帽子、若干の食糧なども持参しておきたいところ。