7月20日は仕事が休みに。釣りに行きたい!という事で、お手軽な沖堤防エギタコ釣りに出陣!東京湾最長を誇る「川崎新堤防」での釣果やいかに?
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・尾崎大祐)
東京湾のエギタコ釣り
数年前までは東京湾でのタコ釣りといえば、ごついテンヤにカニを縛りつけ、竿を使わない「手釣り」が主流であったが、近年竿とエギを使ったスタイルの「エギタコ釣り」が人気。
特に昨年の東京湾タコフィーバーにてこの釣り方が大ブレイク。ゲーム性やお手軽度も数段アップし、年齢層も大幅に下がっているのではないかと思えるほど、各釣り船で若者の姿をよく見るようになりました。
そんなエギタコ釣り、今回は船からではなく沖堤からの「陸っぱり」で挑戦!
東京湾最長「川崎新堤防」
川崎新堤防は、その名の通り川崎港の沖合に位置する3.3kmに及ぶ巨大沖堤防。ソーシャルディスタンス2mの距離をとって釣りをしたとしても、片側だけで1650人収容できるという、密とは程遠い釣り場です。
渡船を利用する
そんな川崎新堤防、沖堤という性質上、渡船を利用する必要があります。今回は横浜の山本釣船店さんにお世話になりました。基本、山本釣船店さんでの川崎新堤防への渡船は予約制。前日に電話をいれ、6時出船11時お迎えの便を予約。
釣りポイントは要確認
忘れてはならないのが釣りポイント。南北3.3kmに及ぶ川崎新堤防、狙いの魚はどこで釣れているか、事前に聞いておきましょう。実は1週間前の釣行でこれを怠ってしまい、1番(堤防の南側)で8杯。下船後に「今年は6番(北側)がいいよ」との情報を得て、今回リベンジで6番に降り立ったのでした。
沖堤防の注意点
改めて書くまでもないかもしれませんが、渡船(川崎新堤防)の注意点をまとめておきます。
トイレがない
沖堤防にはトイレがありません。女性をほとんど見ないのは、これが大きな要因だと思われます。水分と食事をとるペース配分は、十分に注意しましょう。
日よけがない
沖堤防は日よけもありません。真夏は特に日差しが強いので、熱中症対策は十分注意が必要です。
足場が高い
時間帯にもよりますが内側で3m、外側で5m位の高さがあります。救命胴衣着用はもちろん、バランス感覚に自信がなければ足場が低い防波堤内側での釣りをお勧めします。因みに内側は根掛かりも比較的少ないです。
時間厳守
経験上、お迎えはほぼ時間通りにきてくれます。遅くとも10分前には帰り支度を済ませ、下ろしてくれた場所にいるようにしましょう。また、川崎新堤防には山本釣船店さんの他、川崎の長八さんも渡船をやっています。船を間違えないよう、スマホ等で船の写真撮っておくと安心です。
当日は「水潮」
前日に思い付きで決めた釣行だったので、分かっていたのは「天気は曇りで大潮、蒸し暑い」といった程度。1週間前に渡船屋さんからタコのポイントを教えてもらっていたので、ある程度の釣果は期待できると思っていました。
しかし、大きな見落とし1つ。それは「前日までの雨」。そう、タコは真水に弱いのです。そして川崎新堤防は多摩川河口付近に位置しています。若干の不安がよぎります…。
川崎新堤防のエギタコタックル
基本的には「硬めの竿にガチガチにドラグをしめたリール」で間違いはないです。実際、周りでエギタコやられている釣り人は船用の先調子の竿を使っている方がほとんど。
しかし、私のここでのお勧めはやや軟らかめ(オモリ負荷20号程度)の7:3調子の竿。理由は、第1に川崎新堤防のタコのアベレージは300~500g、大きくても1kg位であること。第2にアタリ(乗り)が分かりやすいこと。第3に、消波ブロックや荒根が点在していて根掛かり多く、底の状況を感じとるのに多少軟らかめの竿の方が、都合良いことです。また、エギも船での主流の「2つ掛け」よりも、根掛かりのリスクを極力避けるために「1つ掛け」でやる事をお勧めします。