宮崎県南郷水島へ磯フカセ釣りに出かけた。残念ながら60cm級をバラしてしまったが、52.5cm筆頭に良型尾長グレの数釣りを楽しめた釣行の様子をお届けしたい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・宮崎海人)
宮崎・南郷水島でフカセ釣り
7月18日、宮崎県南郷水島へ磯フカセ釣りに出かけた。かいゆう丸を利用した。栄松港を5時に出て15時に帰港という昼釣りコース。4時半には港に着き、荷物などを積み、5時頃には水島へ向けて出港した。
磯には5時半頃に着き、まずはウネリの強さなどを見てみるが、風もなくウネリもない。グレ狙いにはちょっと凪すぎるかな…と、自分に語りかけ、早速まきエサの準備に取り掛かる。
当日のタックル・仕掛け
今回は尾長グレ狙いのため、まきエサはボイルオキアミをメインに作っていく。グレパワーV9を2kgにパン粉を2kg、ボイルオキアミ3kgが1回分のまきエサになる。今回は2回作る予定として、持参したのはその2倍となる。さしエサはまきエサに混ぜたボイルオキアミを使用した。
仕掛けは磯竿2号に道糸は2.5号、レバーブレーキ付きスピニングリール3000番をセット。中通しウキは0~B負荷を使った。ハリスは2.5号と3号、ハリは尾長グレ用の8号と8.5号を用意した。
早々に大型尾長ヒットも…
まずはまきエサをまいて様子を見てみる。思ったよりもエサ取りは少なく、デカいグレが目視できるタナまで浮いてきた。ウキ下は1ヒロ強に調整し、釣りを開始。
2、3投目でウキが少し沈み、アワセを入れると魚が反転した姿が確認できた。かなり大型の尾長グレだ。記録級を掛けたことに興奮するも、なかなか走りを止められない。魚は底に突っ込んでいくのでドラグを締めてレバーで対応しようとした瞬間にラインブレイク。ハリスの真ん中から瀬ズレしてしまった。
足裏サイズの尾長が連発
まだチャンスはある…と確信して、再度仕掛けを入れると、またウキが沈んだのでアワせてやり取り。思ったよりも引かず、浮いてきたのは足裏サイズの尾長グレだ。
この魚をきっかけに足裏サイズが連打して楽しませてくれた。時折、60cmを超える大型が目視できるが、仕掛けには全く反応しない。そこで仕掛けを調整。ハリのサイズを8.5号から8号に落とし、まずは掛けることに重点を置き、何投か仕掛けを入れていると、ウキに小さな反応があった。
ロクマル級ヒットもバラし
アワセを入れると、今までとは明らかに違う引きだ。ロクマルはありそう。そう確信し、丁寧にやり取りを重ね、水面に見えたのは60cm半ばの尾長グレ。タモを用意し、次の走りに備えると、またもラインブレイク。
さらに、次はチモト切れ…。ハリを小さくしたのが災いとなったのか、タナが少し深いのか…と、改善点を確認する。
42cmの尾長をキャッチ
時間を確認すると、もう正午を過ぎていた。水島の回収は15時のため、片付けを考えれば残りは2時間程度しかない。休憩をせず仕掛けを組み直す。次の仕掛けはハリスを2.5号から3号に太くし、ハリも8号から8.5号にサイズアップさせた。
まきエサをまき続けると、午前中よりもタナが浅くなっているように感じたため、ウキ下を1ヒロ強から1ヒロに浅くし、仕掛けを投入、投入直後に小さいアタリがあり、アワセを入れると足裏サイズとは違う引き。35cmは軽く超えた尾長グレだ。慌てずにタモに収めたのは42cmだった。
52.5cm尾長グレ浮上
さらにサイズアップを狙って仕掛けを入れると、またもや小さなアタリ。アワせると、先ほどの尾長グレよりもよく引く。ていねいにやり取りをして浮かせたのは、目測で40cm台後半はありそうな尾長グレだ。
無事タモ入れをして、魚を磯に上げてからメジャーで測ってみると52.5cmあった。目標は60cmオーバーだったが、時計を見ると14時を少し回っていたため、今回は50cmオーバーを取れただけでも良しとして、片付けと磯の清掃をした。