7月2日、清武川河口へヒラスズキゲームに出かけた。暗いうちは小型の数釣りを、朝マヅメで50cm超えをキャッチできた釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・楢崎人生)
清武川河口でヒラスズキゲーム
7月2日午前3時前。浜はうねりがあり危険と判断し、木崎浜へ流れ込む清武川河口でヒラスズキゲームをスタート。今年の梅雨は豪雨と快晴を繰り返すメリハリのある天候が続いている。当
日は満天の星空だったが、豪雨の影響が残り河口は水量が多く流れも強い。川の流れと沖からの波が合流する地点をポッパーで探っていく。
早々にヒラセイゴが反応
開始早々、派手に水面を割って出た1匹は、アジかと見紛う程に小さなヒラセイゴ。幸先がいいのか悪いのか…。その後は水面への反応がなくなってしまったのでミノーにチェンジした。
ミノーで連続ヒット
ミノーでの釣りは好調そのものだった。河口の流心ではなく、流心より岸寄りにできている流れのヨレにミノーを通すと、ブルブルと首を振るスズキ独特の手応えがサオに伝わってくる。
しかしサイズが小さいせいかジャンプ一発でフックが外れたり、ガツンとひったくるようなアタリだけでしっかり食わないことが多い。サイズが小さいとバラシが多くなるのはヒラスズキ釣りの妙。どんなにハリ先が鋭くてもバレる時はバレるものだ。
ヒラスズキを飽きさせないようにルアーをローテンションさせ、小型ながら数釣りを楽しんだ。
朝マヅメに50cm超えヒラスズキ
午前4時を過ぎると朝日の明るさが水平線の向こうに存在感を示し始めた。下げ潮で潮位は急激に落ち、河口の幅が狭まり始めるとバイトは急に遠のいた。上がりベラのように上がりヒラスズキを釣り上げ、家族へのお土産が1本欲しいと思い、木崎浜で実績のあるルアーにチェンジする。
そして、釣り始めとは逆に流れの弱まった流心を中心にルアーを通して最後の1匹を確保。これもまたちんちくりんだが木崎浜らしい頭の大きな美しい魚体だ。
40cmほどかと思ったが、帰宅後に50cmのまな板に載せると尾が余った。この日に釣った『小型』と思っていたヒラスズキたちも実は50~60cmほどだったのかもしれない。ほんの数時間だが珍しくいい釣りができて大満足の1日となった。
地形が大きく変化した木崎浜
度重なる豪雨で河口域に砂が運ばれ、運ばれた砂が波や潮で浜に広がっていき、清武川河口および木崎浜の地形が大きく変化した。これからも豪雨や台風で河口付近や木崎浜の地形が変化する可能性は高い。浅くなった場所もあれば深くなっている場所もある。通い慣れている方も立ち込む際には十分な注意が必要だ。
木崎浜で気になっているのはサーフゲームでのライフジャケット着用率の低さだ。木崎浜は離岸流が多く発生し遊泳禁止にもなっている。何かあってからでは遅い。立ち込んで釣るか否かにかかわらず、必ずラフジャケットを着用してほしい。
<楢崎人生/TSURINEWS・WEBライター>
清武川河口