6月4日、愛知県・大治町を流れる新川へリバーシーバスゲームに出かけた。マッチザベイトの重要性を再認識できた釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・戸田英明)
新川でリバーシーバスゲーム
6月4日、愛知県・大治町を流れる新川へリバーシーバスゲームに出かけた。現地に到着したのは午後8時半すぎ。県道68号線より上流の区間からスタートフィッシング。
当日のタックル
まずは当日のタックル紹介から。ルアーはラッキークラフトビーフリーズ65Sのアカハラパールカラーをセレクトした。まずは街灯の光でできた明暗部の周辺へ、ダウンストリームにミノーをキャスト。着水後ミディアムスピードのタダ巻きで探る。
反応がないので扇状にキャストしていき、最終的にはアップストリームで探っていくがやはり反応なし。場所も少しずつ移動していくが、反応はなかった。さらに上流の新川と五条川が合流する地点より上流へ移動。すると街灯の光で誘われたのか、足下に小魚の群れが集まっていた。群れの中にミノーを通すが反応はない。
ベイトはイナッコ
時折護岸の際まで小魚の群れが寄ってくるので、ランディングネットですくってみると、ボラの幼魚のイナッコだった。魚の種類や大きさを確認したことから、思ったよりベイトフィッシュは小さかったので、ルアーをデコイデルタマジックSVー51の2.5g+エコギアアクア活メバルSTグラブ2inch(ナチュラルパールグロウカラー)の組み合わせにした。
するとイナッコの群れがパチパチと水面で騒ぎ始めた。イナッコを追って捕食している魚がいるようで、時折何が水面に出て追い回している。
55cm級シーバスゲット
そこでリールのベールを返したままにし、いつでもキャストができる状態で待ち、ライズが起こった瞬間にキャスト。着水後すぐに浅いレンジをスローに引いてくると、ラインが張って手元に重みが乗った。
アワセを入れるとヒット。魚は川の流れに乗り、ドラグ音とラインを出しながら一気に下流へと走る。走りが止まったと思えば水面で豪快なジャンプを繰り返す。姿を現したのは良型のシーバスだ。
ロッドティップを下に向け、ジャンプによるバラシを防止するが、相手のパワーが上のようで何度も繰り返し抵抗を見せた。内心で「バレるな!バレるなよ~」と叫びながら魚をいなし、寄ってきたところで一気に勝負。
ランディングネットに収まったのは、55cmクラスのシーバスで、思わずガッツポーズ。キャストしたシーバスが先ほど捕まえたイナッコを吐き出していたので、狙いは間違っていなかったことがさらにうれしかった。
この後反応はなく、午後10時すぎに終了。今回は1匹の魚からマッチザベイトをあらためて認識する釣行となった。
<週刊つりニュース中部版 APC・戸田英明/TSURINEWS編>
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