ライトゲームの対象魚は、ワームでなくても「イカのゲソ」で釣れるのか?イカのゲソをジグヘッドに付けた「ゲソング」?を、初夏の海で検証してみた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)
S級難度!アジ「ゲソング」
メバルに苦戦したことからも予想できたが、アジ狙いの「ゲソング」はかなり苦戦した。そもそも、アジは吸い込み系の魚。そして初夏はサイズが小さい。
「かたさ」「重さ」があって吸い込みにくそうなゲソは、ちょっと厳しいんじゃないかと思っていた。…まさにその通りとなった。ゲソングに関わらず、そもそもこの時期は大阪近郊にアジが少ない。そして、アタリも出ない。
しかしついに、事故的にだがバイトが!メバルかと思って抜き上げたら、20cm程度のアジだった。
泣きが入りそうな状況で、お間抜けな釣りを真摯に続ける私を見て、「まったく、こいつは……」と釣りの神様が微笑んでくれたのかもしれない。妙な達成感があった。しかしその達成感以上の疲れも…。
アジングではさすがにワームを使った方がいい。けれど、シーズン真っ盛りの秋に、またトライしたい気もする。
エサ取りに強い「ゲソング」
そして、イカの足をジグヘッドにつけた「ゲソング」は、日中のボトム攻めには適している気がした。この「素材」の持ちのよさで、フグやベラ等のエサ取りの噛みつきに耐えることも、思わぬ発見だった。また冬~春に高活性のメバルで本格的に試してみたい。
しかし、魚釣りに使ったイカは、海に返してきてもいいのだろうか?一応ゴミになるのかと思って、持ち帰った。
<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>