播磨灘では、多くのマダイの狙い場がありますが、そのひとつが家島諸島周辺です。明石海峡は一級ポイントで、大ダイが釣れますが船が多くたいへん。その点ここはゆったりとした釣り場でお気に入りです。巣籠から解放されて、久しぶりにきれいなタイに出会いたくなり、苦手な釣りなれどチャレンジです。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丸山明)
サイズアップ成功で40cm超
お兄さんかお父さん来ませんかと思っていると、食った!アタリに次ぐ引きが強く、ドラグがジーッ、ジーッと痛快な音を立てる良いサイズです。数回締め込んでくる引きは、久しぶりのタイ独特の引きです。
玉網に入ったのは、きれいな40cmを超えるおいしいサイズで、緑のチョクリバリがカンヌキにしっかりと掛かっていました。往生際悪く暴れず、タコやハマチとはずいぶん違う風格です。これで、晩の刺身は確保、まずはにっこりのこのサイズ。
その後、小ダイながらも3匹が続きました。最近は、タイラバが主流のようですが、サビキやチョクリの面倒なほどの長い仕掛けもなかなかのものです。
当日の最終釣果
最後の1匹は、取り込みで長い仕掛けを手繰り寄せ、目の前まで来たところで、ハリ外れで逃げられ失敗。ここまで、ハリ掛かりしないアタリも結構あり順調でしたが、逃がした途端にピタッと止まり、魚探反応も寂しくなりました。
8時30分ですから下げ六分。この日食い気があったのは、三分から六分でしたか。この潮の具合が、その釣り場に通わないと掴みきれないもので、難しいです。
さらに1時間狙いましたが、活性上がらず9時半に沖上がりとしました。43cmのまずまずの型から小ダイまで5匹、久しぶりのタイ釣りならば上々です。嬉しい帰路になりました。
どう食べても美味しいのが鯛
刺身は定番です。小ダイは塩焼きでおいしく食べて、骨は丼に入れて熱湯をかけると旨味が出て吸い物になります。炊飯器にピッタリサイズならば、焼いたのを入れて炊き、鯛めし。煮付けは当日より一晩おき冷やしたのが好き。見た目も白身の魚はきれいで、どんな料理にも合います。
タルタルソースたっぷりかけたフライがうまいと聞くものの、そんなにたくさん釣ったことがないのが問題です。いつか、大好きな魚のフライをタイで作り、腹いっぱい食べたい。でも、何をしても美味いのが鯛。
<丸山明/TSURINEWS・WEBライター>