5月7日、サーフのキスの状況を確認すべく、三重県津市の香良洲海岸へ釣行してみた。ピンギス中心に67匹の釣果をあげることができた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・横山准司)
香良洲で投げシロギス釣り
潮は大潮で、満潮が午前5時32分、干潮が午前11時56分。大潮なのでこの時期の水温を考えると、干潮前後の時間帯が気になる。香良洲では例年キスの釣れ始めは5月に入ってからなので、そろそろ本格的になってくるはず。
当日は人が増えない内にと、午前3時半ごろに起床した。現地へは5時30分ごろに到着。今回は釣友と一緒にサオを出すことになっており、現地へ到着してみるとすでに釣友は準備完了し、浜に降りるところだった。
あいさつをして、私は毎年釣果のいい水産加工会社の水門がある方へと向かった。目的の場所に到着して車から出て海岸を見渡すと、海藻が波打ち際に散乱しておらずきれいな状態だ。早速砂浜に降りると、解放感があり気持ちがいい。
この時期は比較的近くにキスがいることが多いので、テンビンは半遊動、シンカーはフロートタイプを使う。エサはイシゴカイだ。準備を終え1投目は5色半へ投入。北西の風が5m前後吹く予報で、すでに風が出始めている。
小型ながら本命シロギス顔見せ
オモリの着水を確認した後、少しだけ待ってから探りを開始した。フロートタイプのシンカーなので探りが軽く、海底の状態が確認しやすい。ゆっくりと探るが、キスのアタリが出ない。そのまま探ると、5色を切った辺りでキスのアタリが出た。活性が低いのか、アタリが小さい。連掛けを狙ったがアタリが出なかったので、2色を残して仕掛けを回収した。
掛かっていたキスはやはり小型のキスが1匹。2投目は5色半へ。ゆっくり探り続けたが、アタリが出ないまま3色を残して回収した。回収したオモリを触ると、少し冷たいような気がする。やはり水温が低いのか。
3投目は6色半へ。着水点を確認し、ゆっくり引いて探りを開始した。すると5色半で小さなアタリ。キスの醍醐味はアタリの強さだが、まだそこまでの強さはないようだ。追い食いを狙って止めてアタリを待ったが、なかなか鮮明なアタリが出ない。3色残して回収すると、キスが3連で掛かっていた。やはり期待した型ではなく、小型中心だ。
連掛け連発で67匹ゲット
その後しばらくは同じ場所でキャストを繰り返すと、2連、3連、4連とキスが連で掛かってくることが多くなった。
時間の経過とともに型が小さくなったので、南方向へ移動しながらキャストを繰り返すと、潮が落ちてくるのにしたがい4連、5連と掛かるようになってきた。結果潮止まりまで数は出たが型が小さいので、上げ潮が動くまで待つことにした。
潮が動きだした後、やはり少し型が良くなったが、期待したほどの良型の姿を見られず午後1時半で納竿。釣果は15.5cmを頭にピンギス中心に67匹という結果だった。
魚影濃く今後に期待
今回の感じでは、沖の海水温は2~3度高めという話を聞いていたが、砂浜近辺の海水温は思っていたよりも低かったように思う。ただ昨年に比べてキスの数はかなり多く感じたので、今後数と型が期待できると思う。いよいよサーフからのキス釣りの幕開けだ。
現在、三重県はコロナウイルスの感染防止対策として、県外から三重県への移動自粛を呼びかけているため、県外の方には少し待っていただく必要があるが、今回確認した感じではもう少し待った方が満足できる型と数が期待できるのではないかと思う。
<週刊つりニュース中部版 APC・横山准司/TSURINEWS編>
香良洲海岸