今回は都心から近い名栗川水系の支流で、実際に渓魚と出会えたポイントを紹介しよう。昨年の台風19号で多くのポイントも様変わりしたが、今後の同水系ポイント選びの参考にして頂きたい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・竹内尚哉)
名栗川支流域
名栗川は、決して大きい川ではないが支流の数はそこそこにある。水量も少なくて坊主が当たり前なイメージもあったのだが、実際のところは、『実積場所』を把握していけば、坊主で終わることはあまりない。支流での放流は皆無で、魚影が濃いとは決して言えないが、それだけに釣れる魚は当然ながら綺麗だ。ゆえに数は出なくても、綺麗な1尾との出会いを大事にできる川なのだ。
メインフィールドと対象魚
1.逆川:ヤマメ・イワナ
2.有間川:ヤマメ・イワナ・ニジマス(管理釣場下流)
3.湯基入:ヤマメ・イワナ
4.山中入:ヤマメ・イワナ
5.白岩沢:ヤマメ・イワナ・ニジマス(キャンプ場下流)
実積場所について
各河川ともに小規模渓流なので、やはりポイントは堰堤が1番だ。だが昨年の台風19号の影響を受けて、各堰堤が土砂で埋め尽くされている場所が大半なのだ。そんな中でもまだ紹介したような『釣れる堰堤』は存在する。他にはやはり滝下や淵だろう。こちらに関しては無数にあり、『ここなら絶対に釣れるだろう?』と思って攻めていても反応がない場所なんていくらでもある。そこで、実積場所の存在が役にたつのだ。
私は、〇・△・×と自分の実積のみでポイント毎に決めている。参考画像を見て頂くと分かるかと思う。ちなみに、〇は釣れなくても毎回アタリはある。△は条件次第で釣れることもダメなこともあり、×は良い感じに見えて実はアタリすらない場所で、無駄な時間をさくために記憶している。出来るだけ〇や△なポイントを『経験の上で数知れば』魚と出会える確率も高くなるという事である。