船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選

船釣りに使う道具は色々ありますが、快適な釣行に欠かせないグッズが「ロッドホルダー(ロッドキーパー・竿受け)」。今回は、同アイテムの基礎知識やオススメのアイテムを紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS関西編集部 松村計吾)

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ロッドホルダーのクランプ

ロッドホルダーを船に固定するのがクランプ。多いのは上部は固定されたパーツで、下部に締め付け用のボルトが付いていて、船縁に取り付けた後にボルトを締めて固定するタイプです。

ここで考えたいのは、船縁はいろいろな形があって、クランプを取り付ける場所がなかったり、取り付ける部分の幅が厚い、または極端に薄いなど、持っているロッドホルダーに合わせてくれている訳ではない点。

経験則では大体の船では最大160mmのもので取付可能ですが、それ以上船べりの幅が厚い場合(船べりの幅は地方によっても変わってくるそうです)や横付けしないと付けられない船もたまにあります。そのため収納性に目をつぶればクランプの幅は広い方が利便性が良くなります。

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選クランプの幅(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

また、取り付け部分が薄い時や船体へのキズ防止に木片があると便利です。船宿で用意されていることも多いですが、念のため自分でも持参しておくといいでしょう。

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選木片を挟む(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

ロッドホルダーのヘッド

ヘッドは基本的に竿のグリップ付近に取り付けて、ヘッドをロッドホルダー本体にはめ込むことで竿を固定します。また、レバーなどを引くことで本体からの取り外しもワンタッチでできるので、置き竿から手持ちにかえるのも瞬時にできるのが特徴です。

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選定番のヘッド(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

ヘッドの取付方法

ヘッドは、大抵の場合ヘッドに付いたネジを緩める、締めることで竿に取り付けることができます。ただ、ヘッドを取り付ける竿のグリップ部分はものによって太さがかわり、太いグリップの竿にはサイズが小さすぎるヘッドは取り付けられません。竿の太さに合わせてヘッドのサイズを変えましょう。

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選竿に取り付けるサイズに注意(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

また、細いグリップの竿であればヘッドを取り付けるためのアダプターを使うことで、ある程度大きいヘッドでも対応できるようになっています。

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選細い竿に取り付けるアダプター(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

ヘッドの形状

サイズ以外にもヘッドについて見ておきたいポイントは、ヘッドの形状。人によってはヘッドを取り付けたまま竿を脇に抱えると、取り付け用のネジが邪魔になって痛くなることがあります。

もちろん、竿によってヘッドを取り付けられる部分がある程度自由にできたりするので、避けることはできますが、竿受けに掛けた時にちょうど良い場所にヘッドを取り付けるとちょうど脇の部分に当たる竿もよくあるのが難点。

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選ヘッドの形状2種類(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

ただ、ネジをなくしたヘッドもあり、同じ本体でもネジなしのヘッド部分のみをパーツとして別売りしているロッドホルダーがあります。不安なら両方のヘッドが揃っている製品を探してみるといいでしょう。

ロッドホルダーの収納性

ロッドホルダーのパーツについて紹介してきましたが、ほかにも収納性などの観点もあります。当然ではありますが、大型のロッドホルダーはどうしても収納する時にコンパクトさに欠け、重量も重くなります。

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選コンパクトになるものもある(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

また、ライトなロッドホルダーには、電車釣行などに嬉しい、まるで変形ロボットのようなきれいに折りたためるタイプも売られています。この場合も自分の釣行スタイルを考慮して、選択すると良いでしょう。

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