魚のキャッチ率を大きく左右する? ドラグ設定の考え方と調整方法

魚のキャッチ率を大きく左右する? ドラグ設定の考え方と調整方法

ドラグの調整により魚のキャッチ率は大きく変わってくる。考え方と、誰でも簡単にできるドラグ調整の方法を紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆)

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ドラグ設定の考え方

ドラグ調整を行う地上と、魚が掛かる海中との違いに着目。海中は浮力があるため、経験上では地上で調整した約2.5倍の重さの魚までは上がると思っている。例えば5kgのマダイなら、魚の引きを想定して、地上で約2kgのオモリを付けてドラグが機能し、仕掛けが切れなければ魚が掛かっても問題ないという計算になる。地上で2kgより少し軽くして調整すればより安心して5kg以上の大ダイにのぞむことができる。

実際にやってみると一般的なドラグ調整よりもキツく感じるかもしれない。地上で切れないことを確認しているので、大物が掛かっても余裕をもったやりとりができる。さらに、限界を確認しているので取り込みが早く、オマツリ防止になる。

ペットボトルで調整しよう

調整に使うオモリは200ml~2Lのペットボトルに水を入れたもの。バケツにそれを入れてぶら下げればOK。

魚のキャッチ率を大きく左右する? ドラグ設定の考え方と調整方法水が入ったペットボトルを使う(提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆)

1Lの水は1kgなので狙う魚を想定して、容量別のペットボトルを使い分ければ調整の計算も簡単。

編集部注:船宿や狙う魚(特に大物系や根魚など)によっては「ドラグフルロック」などを推奨、統一していることがあるので、その場合は船長の指示に必ず従うこと。また、竿の曲がりによる抵抗もあるので、あくまで参考に。

<週刊つりニュース関東版 APC・間宮隆/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年4月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。