【釣った海水魚を飼育してみよう】水槽内の住みやすい環境作りについて

【釣った海水魚を飼育してみよう】水槽内の住みやすい環境作りについて

釣った海水魚を飼育するためのノウハウを紹介する『海水魚を飼育してみよう』。前回の『飼育しやすい釣魚』に引き続き、今回も株式会社海遊館・ニフレル事業部の専門家に魚にとって住みやすい水槽環境について伺ってみた。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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pH(ペーハー)値について

また、水質を現す数値にpH(ペーハー)がある。これは水が酸性、中性、アルカリ性などのどちらに近いかを現す数値で、川の水は弱酸性から中性、海水は弱アルカリ性と言われている。

pH値で見ると、7.0を基本として、数値が大きいとアルカリ性、小さいと酸性になる。海水魚の場合、pH値はやや高めで「7.8~8.8」となる事が多い。これが大きく変わると魚にも影響が大きい。

また、pH値は同じ海水でも、場所によりけっこう違っている事が多く、海水魚を釣ってきて飼育するなら、まずは釣り場の海水に合わせてやる方が良い。また、汽水域に近いエリアや黒潮域に近い場所ではかなりpH値にも違いが出る。同じ魚種でも、住んでいる場所によって、適したpH値がある事も知っておきたい。

pH値を調節するアイテムは、ペットショップでも多数扱われていて、pH値を測るアイテム、水のpHを調整するアイテムなどがあるので、利用したい。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>