自宅生活をちょっと楽しく:100均アイテムで楽しいレジン封入標本作り

自宅生活をちょっと楽しく:100均アイテムで楽しいレジン封入標本作り

家の中でも魚や海を感じたい。そんな人に向けて、家の中でも親子で魚や海を楽しめる手軽なレジン標本を作る方法を紹介しよう。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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目次

アクセサリーの作り方

1、型の中にレジンの土台を作る

素材を置いて一気にレジンを流し込んでしまうと、素材が沈んでしまう。完全にレジンの中に封入してしまいたいので、まずはレジンの台を作る。レジンをそっと流し込んで土台となる厚さ(2、3mm程度)まで入れて少し固まるまで待つ。

2、素材を設置

レジンの中に封入する素材をピンセットなどで摘んでそっとレジンの上に置く。この時、まだ固まりきっていないと土台としたレジンに傷が入るので、気を付けてソッと置く事。

3、上部のレジンを流し込む

素材をそっと置いたら、上部のレジンを流し込む。この時空気が入っている素材や軽い素材は、レジンの上に浮いてくる事もあるので、そんな時はレジンを少しずつ加えていって、徐々に固めていく。

4、紫外線を当てる

UVレジンを固めるのは紫外線の役割だ。ここで、早く硬化させる事ができるのが、ネイルアートなどに使うUVライト。UVライトの下に置いて、ライトを当てると小さな物なら10分程度で硬化する。UVライト自体は安価な物なら数千円で購入できる。

UVライトがない場合は、太陽光線に含まれる紫外線でも硬化する。この時はやや時間がかかり、30分程度はホコリなどが表面にかからないよう、明るい窓際などに置いておくと良い。

自宅生活をちょっと楽しく:100均アイテムで楽しいレジン封入標本作り固まった状態(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

5、型から外す

完全に硬化したら、型から外す。この時に本来はプラスチック製などの硬い枠素材よりも、シリコンなどの軟らかい専用枠の方が外しやすい。

アクセサリーの仕上げ

レジンが硬化して型枠から取りだすと、枠に当たっている部分は比較的表面が滑らかだが、空気に触れている部分はかなり表面がザラザラで、そのままの状態では中に封入した素材が見にくい。

自宅生活をちょっと楽しく:100均アイテムで楽しいレジン封入標本作りザラザラの表面(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

コツコツ作業の繰り返し

ここからはコツコツと研磨する作業を繰り返す。いわば、ガラスを磨き上げるようなイメージだ。この作業で使用するのは
・サンドペーパー(#100~#2000程度)
・布
・研磨剤(コンパウンドなど)
・磨き上げ、光沢出し素材
など。

自宅生活をちょっと楽しく:100均アイテムで楽しいレジン封入標本作り磨き上げ用液体(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

表面の粗削りから

まずはサンドぺーぺーで磨いて、表面の凹凸をなくす。この時はペーパーの番手の小さい物(数値が小さいほど粗い)から始めて、徐々に番手を上げていく。具体的には#100から始めて#1500~#2000で仕上げると言った感じ。

細かなサンドペーパーでの仕上げが終わる頃には、一見、かなり中身も透明に見えるようになっているが、よく見るとやはりペーパーでできた微細な傷があるので、ここからは布+コンパウンドでさらに研磨する。

自宅生活をちょっと楽しく:100均アイテムで楽しいレジン封入標本作り磨いていくと…(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

最後はピカピカに

最後の仕上げは金属やガラスなどの表面をピカピカにする磨き上げ剤で磨き上げる。どの段階も、「終了」とするのは自分の判断だが、作業の進行とともに徐々に細かな研磨となっていくので、いずれも入念に納得がいくまで研磨する事をオススメする。

自宅生活をちょっと楽しく:100均アイテムで楽しいレジン封入標本作り最後はピカピカに(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

やり始めると、自宅でテレビを見ている時などもずっと、レジン標本を持ったまま磨いている…と言った事も少なくない。

プラスチックモールドなどで型に流し込んだまま、ストラップにする場合は、磨き上げは不要だが、こちらの場合は、UVレジンを流し込む際に、空気などが入ると、泡を封入する事になるので注意が必要だ。

でき上がったら、封入標本として、またはストラップやキーホルダー、ネックレス、ピアスなどに利用しよう。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>