東海地方もそろそろ桜の開花宣言が発表される時期となった3月22日、久しぶりに風もなく絶好の釣り日和となった。そこで乗っ込みクロダイを狙って奥浜名湖へチニング釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 立山和良)
奥浜名湖でチニング初挑戦
今回は時期的には少し早いかと思われたが、奥浜名湖エリアで初のチニング挑戦だ。事前にグーグルマップで調べておいたポイントを、4~5カ所攻めてみるつもりで干潮に近い午前11時ごろ、まずは最初のポイントである静岡県の引佐細江町にある葭本川河口に到着。
ところが思っていたほど濁りもなくスケスケ状態。こんな状況で釣れるのかと不安だったが、せっかく来たので取りあえずキャストしてみることにした。オーシャンルーラーのウィードレスシンカー5gに、ジャッカルのベビードラゴン2inchレッドゴールドフレークをセットして30mほど前方へキャスト。
まさかの1投目でヒット!
その後、リフト&フォールを3回ほど繰り返していた時、いきなりロッドがギューンと大きく絞り込まれヒット。なんと、チニング初挑戦の1投目にヒットしたから大慌て。水深が2mもないだけにギュンギュンと走り回る。
すぐにリールのドラグを調整して対応。引き具合からしてかなりの良型の予感。しばらくやり取りをして手前に引き寄せてくると、やはり目測50cm近い良型クロダイだ。
ところが、まさか1投目にヒットすると思っていなかったのでネットを用意していなかった。
47.3cm良型クロダイゲット
獲物はすぐ真下に見えるが、どうしようかと考えていた。周囲にアングラーの姿はない。リーダーが12lbだったので、思い切ってラインを持ってゆっくりと堤防上まで手繰り寄せて無事ゲット。早速検寸してみると、47.3cmの魚体もきれいなクロダイだった。
都田川河口へ移動
この1匹で、「チニングも意外に面白いんじゃない」と写真に収めた後、リリースして次を狙った。しかし反応はない。堤防上を移動しながらキャストを繰り返したが、その後1時間ほどは全く反応なし。これ以上粘ってもと思い、ポイントを移動することにした。
5分ほど走って都田川河口へ到着。すぐにタックルを持って先端へ向かってキャストを繰り返すが、こちらはラインやワームに海藻が付いて釣りにならない。30分ほどでこのポイントに見切りをつけ、舘山寺方面に向かった。しかし、ここぞと思うポイントを攻めてみたが全く反応がなく、午後3時ごろロッドオフ。
今後の展望
途中、エサ釣りのアングラーがいたので状況を確認。すると40cm弱のクロダイを1匹仕留めており、話を聞くと、「そろそろ乗っ込みのクロダイが釣れるのではと来たが、この1匹だけ。水温が下がったのか、今日は食いが渋かった」とのこと。
当日はまさにビギナーズラック、交通事故的な1匹だったが、奥浜名湖のクロダイはこれからが本番のようだ。次回天候を見ながら再度挑戦したいと思っている。
<週刊つりニュース中部版 立山和良/TSURINEWS編>
葭本川河口