3月15日、岡山県・吉井川水系奥津川の渓流解禁に釣行してみた。成魚放流中心ながら、上流、下流とポイントを移動しながら岡山産の美アマゴを連釣することができた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森雨魚)
一気に上流ポイントへ移動
奥津橋の上流には、観光客の親子が足湯を楽しんでいる光景が見られ、いかにものどかだ。また、すれ違う釣り人もお互いに会釈を交わし「こんにちは」と、とても清々しい。
引き舟には、40匹は居るだろうか。やたら引き舟がにぎやかになってきたため、河原へ降りて痩せアマゴやギンケアマゴをまたの楽しみにと6匹ほどリリースして、車に戻ってクーラーへ。キープしたのは34匹で、家族で食べる分には十分な釣果だ。
その後、上流部へと足を運んでみることに。しかし、上流部は、普段にない水量のため、魚が止まるポイントはほとんどない状況だ。大石裏の巻き返しや岸際の緩やかな流れの他は、白泡が立って流れる瀬など、釣りポイントが限られ釣り人もまばらだ。
私には、不向きなポイントばかりが続く。結局、先ほどのポイントヘと帰るはめになった。
ルアーでも連釣の模様
戻ってみると、入れかわったように、ヤング・ルアーマンが見えた。アマゴを連釣し、若者たちのパラダイスとなっていた。
今季からオープンとなったルアー釣りだが、これも若者にも、もっと釣りを楽しんで頂きたいと要望を叶えてくださった奥津漁協側の配慮だ。新世代の釣りの楽しみ方は、とってもハッピー。思わず「グッジョブ・サイン」を送ってしまった。
下流で美アマゴ堪能
下流の2分流の瀬では、釣友が楽しんでいる。私も加わり左分流でサオを振らせて貰った。7mの本流ザオがビュンビュン振れるスペースとあって、空を切るロッドの音も爽快だ。
ハリのサイズを忍ヤマメ4号に落とし、2段オモリを打って生イクラを1粒隠し刺してナチュラルに流すと、野生化したきれいなアマゴが連発する。1匹1匹が美しい。こんな時、「来てよかった!」と、思わずうなずく。
時間を見れば、もう午後3時を過ぎている。十二分に楽しめた。やや雲行もあやしくなってきた様子。現地の釣友にも別れを告げ、納竿を決意。
当日は、一部リリース、親子の釣り人に数匹をプレゼントしたが、持ち帰った家族分はどれも美アマゴばかりであった。また、新たなテーマを貰うことができた渓流解禁釣行となった。
<森雨魚/TSURINEWS・WEBライター>
奥津川
所在地:岡山県津山市