2月11日、人気上昇中の「宮崎サーフ」で、初めてオオニベを狙ってみた。型はともかく、まさかの本命を手中にすることが出来た。今回は、釣り場&ポイント探しから含めて、サーフゲームをお届けしよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター 楢崎人生)
大人気の宮崎サーフゲーム
ここ数年、注目度が上がっている宮崎県のサーフゲーム。特に県央のサーフエリアは、オオニベのシーズンに入ると日本各地から大勢の釣り人が訪れる。年末年始や連休になると移動もままならない程だ。
さらに宮崎はサーフィンの聖地とも言われている。サーファーがいる場所を避けての釣りになるので、たとえ釣り人が少なくても、釣りの出来る場所が限られてしまう。そこで、釣り人もサーファーも少なく、のんびりとオオニベを狙えるエリアを自力で探す事にした。
オオニベを狙えるサーフを探す
我が家から5km程の海岸線はオオニベの接岸ポイントと被っているので、その近辺で竿抜けの場所を探してみる。
早速Googleマップの航空写真で調べると、宮崎空港の滑走路が海へ突き出た部分と、大淀川河口の間の数百mが美味しそうなスポットに見える。
赤江浜という場所のようだ。ここはメディア等の情報で見聞きした覚えはない。サーフゲームをのんびり楽しみ、オオニベを独り占め出来るスポットになり得るかもしれないのだ。そう思うといてもたってもいられず、下見に行くことにした。
下見の印象はイマイチ?
今回は早朝から釣りを開始しようと思っている。当然だが薄暗い時間は視覚からの情報量が極端に少なく、危険も多い。
初めて竿を出す場所は明るい時間に必ず下見をして、安全に釣りが出来るか確認しなければならない。安全性が確認出来たら、地形や波やベイトの有無等を確認する。
赤江浜の第一印象は正直ぱっとしない感じで、「ここが駄目なら数百m北の大淀川河口付近に移動すればいいかな」と考えてしまいそうになるが、それでは本末転倒である。
のんびりしながらもオオニベを独り占め出来る場所かもしれない。だから下見に来たのだ。釣れなければ赤江浜と心中するつもりで粘りたい。
赤江浜は地元では有名スポット
下見の帰りに釣具店で赤江浜について尋ねると、意外にも地元では有名スポットだった。大々的なメディアへの露出が無かっただけで、マルスズキ、ヒラスズキ、タイリクスズキ、コチ、ヒラメ、オオニベが釣れ、大淀川河口への移動も容易なことが人気の理由だ。
また場所によっては、アカメも釣れる場合もあるが、宮崎県の条例により、捕獲、採取、殺傷、損傷が禁じられている。狙わずして釣れてしまった場合は速やかにリリースしていただきたい(宮崎県野生動植物の保護に関する条例第11条
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/shizen/kurashi/shizen/page00029.html)。
そして赤江浜をインターネットで調べると2019年にはサーファーの水難事故が発生している。つまりサーファーも訪れるという事だ。のんびり釣りの夢は潰えたが、せっかく下見までしたのだ。一度は竿を出そうじゃないか。