10月10日の夕方、大阪の貝塚人工島へアオリイカ狙いのエギングと、ワインドタチウオで釣行。ともに日ムラのあるターゲットだが、両魚種の攻略に成功。満足の釣果を得て釣り場を後にすることができた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・谷口墨人)
夕マヅメの貝塚人工島へ
大阪府の貝塚人工島では、アオリイカとタチウオが釣れている。タチウオ狙いは、例年なら10月になると盛期に入り数釣りが楽しめるのだが、今シーズンは群れが小さく、ポツポツといった感じで、いい日で2~3匹釣れている程度だ。日ムラがあり、悪い日に当たると、ボウスの時がある。
アオリイカ狙いは、9月から新子が釣れ始めているが、例年より数が少なく、まだまだ本調子ではない。とはいえいい日に当たると、数狙いが期待できる。
日暮れまではアオリ狙いのエギング
現地には、午後3時30分に到着。貝塚人工島の沖向きのテトラ帯にエントリーした。周りでは青物狙いのルアーマンがジグを投入している。多少波気があるが、曇天で風は弱く、まずまずの釣り日和だ。
まずはアオリイカ狙い。周辺のエリアで日中の当たりカラーになっている、アジカラーの金テープ、2.5号をチョイス。できるだけ遠投し、ボトムを取ってから、2段シャクリとフォールを繰り返しながら探っていく。
2投目、シャクった後にフォールさせていると、グーンとロッドの先に重さが乗った。すかさずアワせると、グーングーンとイカの引きが伝わる。ゆっくりと手前まで寄せてきてタモでキャッチしたのが、ハンバーグサイズのアオリイカ。アオリイカ狙いは苦戦を予想していたのだが、開始早々のヒットに心がなごむ。
数投後、手前でシャクった後のフォールで違和感が出る。アワせるとグーングーンという心地いい引き。ゆっくりと寄せ、コロッケサイズをキャッチ。続けて同じ場所を探ったが気配がなくなったので、テトラの上を少し移動する。
沖合でのヒットは良型
移動後の1投目、エギを投入してシャクッた後のフォールで、またロッドの先に重さが乗った。アワせると、グーングーンといい引き。ジェット噴射を味わいながらタモでキャッチしたのが、トンカツ大サイズのアオリイカ。やはり、沖合でヒットしたイカは型がいい。
その後、エギを足元まで寄せてくると、追尾してきたアオリイカがエギにチェイスし、抱きつくシーンがあり、コロッケサイズをキャッチ。サイトでも、ヒットシーンを楽しめた。
夕方5時過ぎからワインドタチウオ
夕方5時を過ぎると、タチウオ狙いの釣り人が増えてきた。アオリイカは、これから接岸するタチウオの動きを警戒するのか、アタリがピタッと止まった。私もワインドでのタチウオ狙いに変更する。
21gのジグヘッドに、パワーシャツド(パールホワイト)5inchの頭をカットしてから装着。ジグヘッドの上に、ケミホタル50をセット。できるだけ遠投し、着水後はボトムまでフォールさせた後、シャクリとフォールを繰り返す。フォール中にバイトする時があるので、気が抜けない。
まだ明るい5時30分ごろ、近くでワインドをしていたルアーマンに、80cmクラスのタチウオがヒットした。早くも回遊が始まったかと思いながらシャクっていたが、バイトはなく単発だった。
6時過ぎに指3本級をキャッチ
本格的に回遊が始まったのは、暗くなってきた6時すぎだった。沖合でシャクっていると、グンとバイトしたがすぐにフックアウト。気を取り直し、再度投入してからシャクリ始めると、ガツーンとバイト。シャクリがアワセになり、そのまま寄せにかかると、グングンといい引きがある。サオ下での、最後の締め込みを味わいながらキャッチしたのが、指3本半幅の80cmクラスのタチウオ。
近くのエサ釣り師の電気ウキにもアタリが出始めているが、なかなかハリ掛かりせず苦戦している。しかし、タチウオの時合いは30分ほどで、ピタッとアタリがなくなった。
その後しばらくシャクり続けたが、バイトはなく午後7時に納竿とした。今後海水温が低下してくると、アオリイカの数は減ってくるが、型は大きくなる。タチウオ狙いはまだ本調子ではないので、今後に期待したい。
<谷口墨人/TSURINEWS・WEBライター>
貝塚人工島