ハゼと言えばアジと双璧をなす、ファミリーフィッシングの代表的なターゲットであり、近年ではルアーフィッシングの対象魚としても注目を集めている。秋を迎えてハゼの活性も上がるシーズン。そこで今回は、関西圏のルアーフィッシングでハゼを手軽に狙えるポイントを紹介しよう。
（アイキャッチ画像提供：WEBライター・深井英司）
TSURINEWS編集部
ハゼ釣り場は河口や砂浜
ハゼの釣り場は大小の河川の河口部や河口から広がる砂浜などが主体となるが、水深にはあまりこだわらなくてもOK。ハゼが川底に居るのが見えるような浅場でも、エサやルアーを追いかけて食いつくシーンを目にする事もできる。ワクワク感いっぱいの釣りが楽しもう。
クリクリ目玉のハゼにあいに行こう（提供：WEBライター深井英司）今回は特に足場がよく、ファミリーにもオススメのハゼ釣り場を3カ所紹介したい。
1、武庫川河口
阪神間において足場がよく、安定した釣果を得られ、収容人数も多い事から、ファミリーでも楽しみやすいポイントなのが、兵庫県の尼崎市と西宮市の境界を流れる武庫川だ。
武庫川河口の釣り場（提供：WEBライター・深井英司）ポイント
ポイントを大きく分類すると、阪神電車・武庫川駅の下流にある堰堤を境にし（堰堤脇に魚道があるため、上流部でもハゼが釣れる）、上流側は水深がありエサ釣りの人が多く、河口側は浅瀬のため（海草が多いものの）ルアーフィッシングに適している。
アクセス
左岸（尼崎市側）、右岸（西宮市側）ともに足場がよく広大な釣り場のため、釣り座の確保に困る事はないだろう。車は駅周辺のコインパーキングを利用し、路上駐車は厳禁。また阪神電車・武庫川駅を下車すれば目前が釣り場のため電車での釣行も可能なポイントだ。
国道43号（尼崎市側）沿いにフィッシングマックス武庫川店があり釣り具やエサの補充、釣果情報などを確認する事もできる。トイレは駅周辺にあるコンビニやスーパーで借りる事となる。
武庫川河口
所在地：兵庫県尼崎市
2、御前浜
埋立地が多い阪神間において、天然の砂浜が残る西宮市の御前浜海岸は、周辺の河口の影響を受け、一帯が汽水域となっており広範囲でハゼを狙う事ができる。
その中でも夙川は昔からハゼの魚影が濃い場所として有名なポイントで、数釣りを楽しむ事ができる。河口部ではルアーを追ってくるハゼを見ながら釣る事ができる。
夙川は小規模な河川（提供：WEBライター・深井英司）ポイント
御前浜の東側に位置する橋（通称ハネ橋）の周辺は、少し深場となっており、エサ釣りでの好ポイントだ。周辺の河口全てに共通する事だが、干潮時は水位が低くなりすぎるため釣りが成立しなくなる。必ず潮時を確認したうえで釣行するようにしたい。
広大な御前浜も浅場で面白い釣り場（提供：WEBライター・深井英司）アクセス
車は周辺のコインパーキングを利用、阪神電車・香露園駅から徒歩20分程度、夙川公園内など公衆トイレが数カ所ある。
御前浜
所在地：兵庫県西宮市
3、加古川河口
加古川市（左岸）と高砂市（右岸）の境を流れる加古川の河口からハゼを狙う事ができる。足場が高い場所はエサ釣りに適しており、足場が低い場所（干潟など）からはルアーで楽しむ事ができる。
広い加古川は歩いてハゼを探す（提供：WEBライター・深井英司）ポイント
ルアーで狙う場合は1カ所で粘らず、反応がいい場所を探し歩くようにして釣果を伸ばしてもらいたい。両岸とも同じように楽しめるが、夫婦で釣行する機会が多い。
我が家の場合は、トイレを利用しやすいため、右岸（高砂市）側に行く事が多い。とはいえ両岸どちらを選択しても釣果はかわらないと思われる。テトラが並んでいる場所もあるため、足場の悪い場所での釣りは注意をしよう。
アクセス
高砂海浜公園、向島公園の駐車スペース＆トイレが利用できる。山陽電鉄・高砂駅から徒歩25分程度、釣具の山陽・加古川店が最寄りとなる。
加古川河口
兵庫県加古川市
これら以外にも兵庫県には千守川河口（神戸市須磨区）、明石川河口（明石市）、網干なぎさ公園（姫路市）、千種川河口（姫路市）など、ハゼ釣りに適したポイントが多い、安全対策を万全にして楽しんでいただきたい。
＜深井英司／TSURINEWS・WEBライター＞
