暑い夏は夜釣りが一番。とはいえ、車は持っていないし、電車だと終電があってゆっくり楽しめない、という電車派アングラーも、意外と多いのではないだろうか?今回はそんな方にお勧めの釣りプラン「終電で出かけて始発で帰る、夏にオススメ昼夜逆転釣行」を案内したい。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)
意外と短い終電〜始発
「3時間半」と聞くと、皆さんどんな風に感じるだろう。もちろん何をしているかによって体感する時間は長くなったり短くなったり様々だと思う。例えば釣りをしていての3時間半は本当にあっという間で、多くの方がまだ釣り足りないと感じるのではないだろうか?
この3時間半という時間は、JR舞子駅の終電が行って、始発がくるまでの時間。終電を逃して始発を待つ3時間半は、果てしなく長いと感じるかもしれないが、暑い夏にちょっと夜釣りを楽しむのにはちょうどいい時間ともとれる。
もちろん、延長は可能。ちょっと早めに出て夏の夜釣りを満喫するのもありだし、逆に朝マヅメを釣りきって帰ってくるのもありだ。
電車の動いていない時間+αの釣行時間で、夏の夜釣りを楽しもう!
大阪周辺の釣行エリア
まず釣行エリアだが、電車が海沿いを走るエリアに限られる。
大阪近郊に住んでいるならば、おおよそ西は須磨以西のJR神戸線(明石を越えると海から離れる)、山陽電鉄本線、南は南海本線沿いのエリアとなる。ほかに淀川周辺や南港周辺も海に近い駅がある。
ターゲット
そしてこの時期これらのエリアで夜に狙えるターゲットは、アジ、サバ、根魚、キス、ケンサキイカなどが挙げられる。
朝のマヅメまで残業するのなら、ツバスやハマチなども期待できるだろう。個人的にオススメなのはルアーで釣れ、夜通し狙える根魚だ。
押さえておきたいポイント
では実際に釣りを電車で釣りに行くにあたり、押さえておきたい5つのポイントを紹介する。
1.荷物はできるだけコンパクトに
駅から釣り場まで歩くことと、週末の終電は乗客が多いことも考え、荷物はできるだけコンパクトにまとめたい。理想はバックパック一つで、無理でもバックパックとクーラーくらいに抑えたい。
2.移動は余裕をもって
時間通りに動くため予定が組みやすい半面、融通が利かないのが電車。途中の駅で降りてしまい終電がなくなったなんてことにならないよう、最低でも一本前の電車で行動しよう。
3.トイレのある場所を選ぼう
先ほど例に挙げた3時間半は終電が遅く、始発が早い駅の場合。場所によっては6時間ほど動けなくなるポイントもあるので、できれば公衆トイレのある場所を選びたい。
4.エサは事前に準備が必要
駅前に行けばコンビニくらいは見つけられるだろうが、釣具店はまずない。エサは必ず事前に用意しよう。また、エサに限らず消耗品はしっかり準備しておこう。
5.複数のターゲットを想定
たとえば回遊魚のサバなどを狙う場合、実際行ってみたら回遊がなかったなんてことはよくある話。昨日よくても今日いいとは限らないので、そのままのタックルで狙える別のターゲットを想定しておくと安全だ。