全国的に有名な兵庫県明石のマダコ。美味しさの秘訣は潮の速さ。今回は、市場で高値で取引される明石ダコを船から狙う釣りを紹介したい。疑似餌(エギ・スッテ)とテンヤの比較検証は必見!
船タコがオススメ!
実は、タコは波止からも狙うことができる。しかし、マダコには漁業権が設定されており、さらに釣り自体禁止の波止も多くある。例え釣れる場所があったとしても、どのポイントで釣ったらいいか分からないことも多々。
一方で、船に乗ればそんな心配はご無用。船長がタコのいる場所に釣れていってくれる上に、釣り方が分からなければ聞くこともできる。確実にタコを釣りたいなら船に乗るのがお勧めだ。
使用するタックル
さて、そんな船タコだが、まず使う道具はこんな感じだ。
サオとリールは船によってはレンタルできるところもあるので、ホームページや電話で確認してみよう。
仕掛けは3種類
ラインの先に付ける仕掛けはエギ、スッテ、テンヤの3種類。エギ、スッテは近年登場し、爆発的人気を博している疑似餌(ルアー)だ。一方、テンヤはエサを付けて使用する。
それぞれに特徴があるが、基本的な釣り方は一緒。また、エギとスッテは同時に組み合わせる場合もある。初心者ならば、疑似餌(エサを使わない)とテンヤ(エサを使う)の2パターンの釣りがあると覚えておけばいいだろう。
以下に特徴を紹介していく。
エギ
基本的にスッテに比べてハリの数が少なく、シルエットが大きいのが特徴。
スッテ
海中でふわふわと漂うのがスッテ。ハリが多数あり全方向に広がっているものや、エギに近いハリ数のものなどさまざま。
テンヤ
板+ハリ+オモリで構成されており、板の上にエサを置き、イトやワイヤーで巻いて固定して使用する。
※エギ、スッテを使用する場合は、オモリも必要だ。明石の船タコの場合は40~60号が基本。
オモリは40~60号を使おう
根掛かりにはコスパ重視アイテムを
底を狙う釣りだけあり、根掛かりはどうしても起こってしまう。
明石ダコを獲るためならいくらかけてもいい!なんてツワモノは別だが、やはり「コストパフォーマンスが良くて、ちゃんと釣れる」アイテムを使いたい人が圧倒的多数ではないだろうか。
オススメのアイテム
これに該当するのが、マルシン漁具の「Let’s Ride」・「オクトパスタップ」・「TAKOにスッテ」・「船タコスッテ2本セット」、そして「竹タコ掛無双針」だ。ネーミングがなんともポップでユニーク。
Let’s Ride
ラトル内蔵の低価格タコエギの進化版「Let’s Ride」。①カラフルな見た目、②リアルヘッド、③ラトルの音と振動でアピール力抜群。タコエギ専用シンカーは、安定した着底姿勢と根掛かり回避にも効果的。専用設計のタコエギバリは、センターにカエシをつけバラシを軽減。
オクトパスタップ
ズル引きで根かかりしにくい専用シンカーを装着したタコエギ「オクトパスタップ」。タコ用大型の3本バリを付けたマルシン漁具製品でも人気の一品。
TAKOにスッテ
元々はコウイカなどを釣るためのスッテをタコ用に改造した「TAKOにスッテ」。カラーは6色を展開。ツルツルボディでマダコの吸盤に吸い付きやすくなっており、小振りなのでスレたマダコにも効果的
船タコスッテ2本セット
パワーティンセル付でアピール度高の「船タコスッテ2本セット」。タコスッテらしい多数の細バリ搭載。
竹タコ無双針
人気製品「大漁タコ掛」のグレードアップ版「竹タコ掛無双針」。よりエサを装着しやすくなったボディと確実にフッキングする無双バリで、マルシン漁具製テンヤの決定版。