3月11日(月)、中部地域をホームとする2019トラキンエキスパートでモーリスフィールドテスターの森田健太郎さんが静岡・アルクスポンド焼津へ釣行。当日は時折、強風が吹きつけ曇ったり晴れたりを繰り返すようなコンディション。細ラインで軽いルアーを使うエリアトラウトでは、不利になることが多いが果たして?
ミディアムクランクで初ヒット!
最初に入ったのは風を背にする受付側の釣り場。
「1.8gのスプーンの金、銀系の派手めのカラーでチェック」とナイロンラインがセットされたタックルで表層を中心にサーチ。
はやくも良型のチェイスは多数あるものの素直に口を使ってくれない。
ここで、カラーローテせず1gスプーンでさらにスローな動きで引いてくる。これもフッキングには至らず。
「じゃあ、こっちですね」とチョイスしたのはハイフロート系のミディアムクランク。これがハマり連発。左右に走り、何度もジャンプする魚がお出迎え。
ハリ先のチェックも必須
「何尾か釣ったら必ずハリ先をチェックしたほうがいい」とハリ先を親指の爪に乗せ「これで引っ掛からないで滑るようなら交換です」と手早くフック交換。
リフト&フォールで連発
「風がないうちにちょっとやってみますね」とファーストテーパーのソリッドティップモデル「ARD62SBTX」にプロトPEラインセッティングのタックルで、超小型スプーンを使ったリフト&フォールで狙う、いわゆる「タテ釣り」で狙うとこれも連発。
「アタリはフォール中のイトの動きでとります」。
PEラインでバラシ減少
先調子の竿の釣りになるとバラシは心配だが「しっかりフッキングさせるためには伸びがなく強度のあるPEラインがいい」とのこと。
言葉どおり、フッキングさえ決まればバラシはゼロ。
ラインの巻き方でトラブル防止
その後、風が強くなってきたもののライントラブルはない。
コツを聞くと、「リールにイトを巻く時点でほとんどのトラブルを減らすことができる」という。
「しっかりとテンションを掛けて巻いて、スプールのイトを指で触ってブカブカならNG」。まずはラインの巻き具合を指でチェックして、必要なら巻き直そう。
強風時にはフロロカーボン
また、強風時に一番安定して使用できるラインについて聞くと「水馴染みのいいフロロが風の影響を受けにくいです。ただ、ほかのラインでもなるべく竿を下げて水に入っている部分を多くすれば大丈夫。キャスト先と自分を結ぶ部分を常に一直線にしてイトフケを極力減らすことも大切」と言い、強風という条件ながらタテ釣りで連発。
この釣りではよくルアーを飲まれ気味になるが「リーダーはチタンコーティングされているので、多少歯にあたっても安心して取り込める」との言葉通りラインブレイクはなし。