陸から近く、波も穏やかで入門者にも優しい駿河湾田子の浦沖へ中深場釣りへ。当日は4人で釣行。良型ムツの一荷の他、ユメカサゴなど好釣果が!
駿河湾田子の浦沖
2月15日(金)駿河湾田子の浦沖へ 深場五目狙いで釣行。
同沖は、富士山の溶岩帯に泥が体積した釣り場で、アカムツを中心にクロムツやカサゴなどの好ポイントが点在。
最深部は水深2500m。日本でもっとも深い駿河湾奥に位置し、港からわずか20分ほどの航程で水深200mを超える。陸から近いので、波の影響を受けにくく、入門者でも釣りやすい。
この日は、深場五目デビュー2人を含む4人で向かう。
まずは胴突き仕掛けで
船長の提案があり、胴突き仕掛けでスタート。
吹き流しの仕掛けに比べ、ハリを遊泳層に漂わせることができ、「初心者にもお勧め」という。
エサは船宿用意の大粒オキアミと抱き合わせ用のイカ短冊。
水深200mを超える深場では、エサ持ちが悪いため、イカとの組み合わせがいい。
オモリは150号使用。ハリは細軸で、ヒネリのないタイプ。
水中ライトは好みで取り付け。
下バリは、トリプルサルカンを介した捨てイトなし。
なお、アカムツは落とし込みによる誘いが効果的で、着底後、活性に応じて1~5m前後巻き上げ、底までゆっくり落とし込む誘いを行う。
ムツの一荷!
持ち竿で狙っていた桐山さんに、良型ムツの一荷。
持参したサバ皮とオキアミの抱き合わせにヒットしたという。
アカムツの食いが悪いときは、サバやサンマなど身エサに変えるとゲストの反応がいいことが多いので、ぜひ持参したい。
ゲストは多彩!
船長は、魚の反応を見ながら移動を繰り返し水深170~230mをはじめ、300mを超える深場まで流す。
タマガシラやユメカサゴ、ナガオオメハタと多彩にアタった。
吹き流し仕掛けへ変更
徐々に潮が効かなくなるタイミングで吹き流し仕掛けに変更。
着底後のコントロールが大変だが、胴突きに比べ潮の影響を受けやすく、自然な誘いができる。
エサはオキアミ、イカの短冊に加えて、オキアミより潮の抵抗を受けやすいボリュームのあるエビエサやサバの切り身もローテーションに入れたい。
ハタ狙いへ
今ひとつ食いが悪い状況に加え、潮が効かずナギてしまう。
後半は水深120mラインを攻め、ユメカサゴ、ナガオオメハタを加えたところで、さらに浅場でハタを狙う。
50m前後を狙い、カサゴを追加して納竿。
残念ながらアカムツは出なかったが、田子の浦エリアは出船率が高く、釣期が長いのが特長。
<週刊つりニュース関東版 加藤義之/TSURINEWS編>
駿河湾田子の浦沖