昨日は爆風。この日は無風となった深日港へ、アジングに出かけることにした。明るい時間に入って良い場所を探したいので、その片手間に、穴釣りもやってみることにする。素晴らしい陽気で気持ちよく釣ることができた。小魚相手に良い気晴らしとなった10月22日の深日での釣行をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)
深日港でのんびり釣り
自宅から深日港まで、電車釣行。南海電車に乗って30分ほどすると海が見え始めて、ウキウキしてくる。自分でクルマを走らせているときには常に運転の緊張感があったが、電車釣行も、基本的に自分で事故をする可能性はないから気楽なものだ。運賃も安いしね。
途中では本を読んで、ボトルコーヒーを飲みながら、のほほん。隣の方も、竿を持っていた。何を釣るのかな?行先は同じで、深日港で降りた。
午後15時の陽気の中で、アジングロッドのガイドにPEラインを通していく。まずは穴釣りからスタート。エサはこの前まるごと一尾買って半分残しておいた、モンゴウイカ。ジグヘッドにつけて、カサゴの住処を探っていく。
穴釣りで居残りカサゴ回収
穴釣りは通年できるが、もう夏の盛りの頃のように真昼間からガンガン食ってくるわけではない。しかし16時頃に時合いがきて、8尾固め釣り。消波ブロックの一つの穴の、その周りで立て続けに反応した。
サイズは20cm弱。穴釣りで釣れる夏のカサゴではなく、そろそろ冬の大型への道を歩き始めている感じがする。ワームでも試してみたが、今回は反応なし。いや、ここまでモンゴウイカや生エサでぽんぽんと反応させられると、ワームでアクションを入れて釣るのが面倒くさくなる。ここ数年生粋のルアーアングラーだったが、日中はエサ釣りにチェンジしていこうか。
アジングが上向いてきた!
夕マヅメは消波ブロックの上に釣り座をとった。何度かハリなしのメタルジグを投げてみて、ほとんどボトムで引っかからなかったところだ。よし、アジングスタート。ジグ単にかえてみても、根がかりしない。手前で沈み根にとられることもない。
しかしここで突いてくるのが、レンジを上にしてもカサゴになった。エラストマーのワームを使っていたのでフグとベラの攻撃は低減できたが、肝心のアジがノセきれない。これ以上はブロックの上でやるよりも港内にしたほうがいいだろうと、引き返した。
豆アジが連発!
今回は深日港の東側で釣っていたのだが、ここは係留船が多く、常夜灯に光が届く範囲でアジングがしにくい。そこで明暗の「暗」にかなり深く入ったところで、プランクトンを控えめに食べているだろうアジを狙った。これが的中し、一発目からアタリが出た。何度も突いてくる。
ノセきれないので、豆々アジ用のヘッドにかえてやり直す。すると一発回答。吸い込む力が弱いアジなのだろう。ハリ先が閉じ気味の小さなハリだと、小さくてもカタにはまり連発した。アジは本当にサイズごとに、ジグヘッドの大小の調整が肝要だ。
途中からライズが始まった。だがこの時間はワームを無視されてしまう。そのあと群れが入れ替わったのか、もう3cmほど大きな豆アジが釣れ始めた。ふわ釣りで表層からボトムまで。主には0.3gを5カウントから10カウントで釣った。深日は全体的に浅いので、重いヘッドは使えない。レンジを入れるのにも、軽いヘッドでふわふわと沈める。
エギング絶好調の様子
アジの季節が到来した。この日は大潮19時満潮で下げ始めも早く、常によく潮が動いていた。海の条件にも助けられて、トータルで30尾ほどの魚を仕留めた。大阪湾沿岸のアジングアングラーには、今は垂水か深日をすすめたい。
ただしこの日は準備に失敗があった。アジングロッドで1.5号エギを投げて小さな見えイカを狙ってやろうと思っていたのだが、家に忘れてきてしまったのだ。カンナカバーをかけるところまでやっていたのに。どうやらエギングフィーバーだったらしく、クーラーをアオリイカでいっぱいにしている人も見られた。エギングも最盛を迎えつつあるらしい。
<井上海生/TSURINEWSライター>
深日港