「潮に合わせてジギングとサビキを釣り分ける!」明石沖ボート釣行でハマチとアジ好捕【兵庫】

「潮に合わせてジギングとサビキを釣り分ける!」明石沖ボート釣行でハマチとアジ好捕【兵庫】

明石沖、潮が動き微風の予報、こんな日に恵まれればボート釣りは、これほど楽しいものはない気分になれます。秋の青物などのハイシーズンが始まり、昨日は千載一遇のチャンスでブリを釣り、性懲りもなく今日も出てきてしまう釣りバカです。本日の狙いは、ハマチのライトジギングと尺寸のアジを狙うサビキ釣りです。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)

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丸山明

ゴムボートから始めたボート釣りも25年を過ぎ、もうover60です。釣りを極めたいです。

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明石沖の青物狙いの潮

遊泳層のある魚を狙う場合、最深150mの明石海峡から播磨灘に流れる満潮に向かう上げ潮が絶好で、多くのカケアガリで湧きあがるような潮の流れを作ります。これが、プランクトンを巻き上げベイトが動き、それを狙う魚が活性化すると時合い到来です。この潮を狙うのが、播磨灘で青物を釣る肝です。

よって、潮が良く動く大潮や中潮が、小魚を主食とする魚を狙う条件のひとつです。こういう日にスケジュールが合うだけでなく、小さなボートの場合に天候に恵まれれば、最良の日が訪れます。

潮ごとにハマチとアジ狙い分け

潮の動きは干満の中ほどでピークの流れを迎え、時間帯で止→弱→強→弱→止と流れの強さを繰り返すのが基本です。今朝は、時間経過とともにピークの流れに向かう潮で、強く速く流れる潮の朝方でジギングをしてハマチ(イナダ)を主の青物を狙い、ピーク以降流れが弱くゆっくりになる時間帯で、深場のアジを狙う目論見です。狙いものや狙う水深、さらにポイントの特性などで自ずから魚種や場所の選択が必要です。

「潮に合わせてジギングとサビキを釣り分ける!」明石沖ボート釣行でハマチとアジ好捕【兵庫】サビキ仕掛け(提供:TSURINEWSライター丸山明)

釣り船のように船長任せでなく、ボート釣りでは、ひとつひとつ試して覚えていくのもおもしろさで、これが狙い通りはまると、してやったりの満足感を味わえますが、失敗の方が多いのが玉に瑕です。こんなことを書いたノートは、私の宝物です。

明石沖アジ釣りのおもしろさ

明石沖のアジ釣りは、瀬戸内海の独特かもしれません。播磨灘の沖釣りでは、県条例でマキエが禁止です。アミエビたっぷりの集魚はできず、アジが遊泳するエサ場になるようなカケアガリで、待ち構える釣りです。明石沖のポイントは、水深70-80mの深場で、その底層を狙い、常に仕掛けが底を引きずらなく且つ浮かないようにするので、速い潮や風があると難しくなってしまいます。

置きサオにしないで、手持ちで底を取りながらカケアガリの水深や、船位を保つためボートを動かし調整します。ボートの場合、風の影響は大きく受けるので、適切な潮と風の条件が合う日を待ち望んでいます。それでも、尺サイズのアジが狙える楽しみは、なかなか捨てがたいもので、アジ釣り専門のボート釣り師も少なくありません。

ハマチジギングから開始

ボートを5時半に出航させ、1時間走って明石沖に向かい、6時半からハマチ狙いのジギング開始です。昨日は、3匹ハマチ4匹目がブリと連続でしたので、5匹釣って早々にアジ釣りに転進と欲張っていました。

ところが、柳の下に泥鰌はいなく、まったくアタリが出ません。なめてかかったのではないですが、実績場の反応がなく、魚がいないところで釣っているようです。1時間半の空振り後、ポイントを変更しました。

ポイント移動でハマチダブルヒット

ともに30mから20mへのカケアガリですが、8時過ぎにやっと喰って来ました。首振りの動きが少し違うと思ったら、ジグの前後フックで2匹のハマチとダブルです。時合いかとここ一番集中しました。

「潮に合わせてジギングとサビキを釣り分ける!」明石沖ボート釣行でハマチとアジ好捕【兵庫】ハマチダブルヒット(提供:TSURINEWSライター丸山明)

アジの時間が少なくなると思いながら、ジギングを9時まで意地になってハマチを5匹を捕まえました。ホッとしながら、さあ、アジ狙いだとばかりに移動します。

「潮に合わせてジギングとサビキを釣り分ける!」明石沖ボート釣行でハマチとアジ好捕【兵庫】ハマチキャッチ(提供:TSURINEWSライター丸山明)

アジ狙いサビキ釣りへ転戦

水深70mから60mへゆっくりとしたカケアガリです。ここの底層狙いで、サビキ仕掛けのオモリを底から離さず、そして、浮かせずを保ちながらゆっくり誘い、アジを喰わせます。尺サイズのアタリは大きく、ワクワクすること間違いなしです。サビキ仕掛けは、アジ用の派手なブライトン系。暗い海底でもアジの目は見つけるはずです。

小型から顔見せ

アタリだ、でも引きが弱い。ここでは小型電動リールでゆっくりと巻き上げますが、20cm超の小さいのでした。3匹目で、28cmと尺に近づきますが、尺寸が喰えよと念じるばかりです。

「潮に合わせてジギングとサビキを釣り分ける!」明石沖ボート釣行でハマチとアジ好捕【兵庫】アジは小型(提供:TSURINEWSライター丸山明)

大型アジはバラシで納竿

次のアタリは、穂先が突っ込み手ごたえもある引きをしながら姿を見せた型ものは、玉網入れ直前でハリ外れ。あれーっ!あるんですよねアジ釣りには、油断して緩めるとハリ外れで悔しい思いが……。それなりのサイズでしたので、残念無念です。そして、20cm台を2匹追加して、5匹。まだ続けたい気持ちもありますが、今日はこれまでとして11時前に沖上がりとしました。ハマチで手間がかかってしまったのが、今日の失敗です。

「潮に合わせてジギングとサビキを釣り分ける!」明石沖ボート釣行でハマチとアジ好捕【兵庫】アジキャッチ(提供:TSURINEWSライター丸山明)

意地になって5匹と思ったのがよろしくなく、時間割通りすれば尺寸のアジをいくつか手に入れたかもしれないと苦笑いです。不思議なもので、1日で変化してしまうのが釣りなんですが、ベイトの移動でこうなるのですね。ハマチ5匹にアジが小さいながら5匹は、なんとか満足です。鯵寿司も食べれますので、やはり、釣りは楽しいです。でも、反省点ノートに書くのもノウハウ作りです。いよいよハイシーズンです。

<丸山明/TSURINEWSライター>