アオリイカの秋シーズンが開幕し、福井までヤエン釣行に出かけた。アオリイカを6杯、シイラとシオも釣れた。筆者は福井での秋ヤエンは9年目になるが、今年のアオリイカの数は例年通りだと感じる。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・ナカイカ)
ヤエン釣りの活きアジをサビキで釣る
ヤエン釣りには活きアジが必要だが、毎回釣りエサ屋で購入すると費用がかさむ。そのため、豆アジがほぼ確実に回遊している敦賀港に立ち寄り、サビキ釣りをすることにした。
ただ、昨年は豆アジが回遊していない日もあったため、念のためスーパーで小アジを購入した。敦賀港に到着して海面を見ると、豆アジが泳いでいたのでサビキ釣りを開始。極小の豆アジだったため、サビキ針は1号を使用し、20匹ほど確保してポイントへ向かった。
タックル説明
ロッドはバトルゲームアオリワン、リールはバトルゲーム、ラインは2号、ヤエンは自作の秋用ヤエンを使用。サブロッドとしてエギングロッドとレバーブレーキリールでのヤエン仕掛けも準備。このエギングロッドでのヤエンが、秋シーズンに意外とマッチしてやりやすかった。
朝マヅメにアタリ連発
ポイントに到着後、すぐに釣りを開始。明るくなりかけたタイミングでアタリがあり、寄せを開始したが、秋シーズン序盤のアオリイカは大きくないため、無理に力を入れずにロッドの力を使ってゆっくり寄せた。
ヤエンを投入するタイミングは、筆者は早めに行う。アオリイカが見えた時点でアワセを入れ、ゆっくりと寄せて抜きあげてキャッチ。その後もコンスタントにアタリが続き、朝マヅメで4杯釣り上げた。
青物回遊でナブラ発生
当日はサヨリのような小魚の群れが湾内に入り、それを狙う青物のナブラが発生。このポイントで青物が湾内に入るのは珍しく驚いた。
小型のアオリイカにとって青物は天敵。青物の回遊により、アオリイカが隠れてしまったのか、アタリが遠のいた。
シイラとシオをゲット
青物回遊により、アタリが遠のいてしまったがアジを泳がせていないとチャンスはこないので釣りを続行した。
明らかにイカとは違う勢いでラインが放出されるアタリがあり、一呼吸おいてアワセを入れると強烈な引き、サイズは大きくないが青物が食ってきたようだ。あがってきたのは40cmはありそうなシイラだった。
その後も魚のアタリがあり、小さなキジハタが釣れたが20cmもないのでリリースした。 またまた青物のアタリがあり、今度はカンパチの子供のシオが釣れた。
ここのポイントで、シイラやシオが釣れたのは初めてであり、海の状況が年々変わりつつあるようだ。
ヤエンが掛かるも抜き上げでバレる
青物回遊が激しいため、防波堤同士の湾内にアジを泳がせることにした。これが功を奏し、アオリイカからのアタリが。寄せてくると他のアオリイカもついてきて、アジを抱いたアオリイカが他のイカにちょっかいを出され、沖に走るという現象が起きた。
ヤエンを投入して無事に釣り上げたが、取り込み時に2回ほどバラしてしまった。秋シーズンの小型アオリイカは抜きあげで取り込むが、バラシを避けるためには玉網を使った方が安全かもしれない。
今後、10月中旬頃には1kg近いアオリイカも釣れるので、楽しみだ。
<ナカイカ/TSURINEWSライター>
敦賀港
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