編集部の同僚スタッフから、「知人女性が釣りをしたいと言い出したからプラン組んで」と無茶振りされたのが11月。沖釣りで言えば、LTアジやシロギスなどが好適だが、船酔いしやすいという。そこで候補にあげたのはワカサギ。もちろん初心者にはドーム船がベストだが、ボート釣り好きの同僚の豪腕で手こぎボートで出艇することになった。初めての釣りでの印象はとても大事。さて、無事にアテンド出来たのだろうか?さらに、今回はせっかくのボート釣り、ワカサギ釣りに海釣りのタックルが流用できるのかトライしてみた!
当日は今年イチの寒波・・・
釣行日は12月9日(日)、場所は山梨県河口湖ボートハウス(KBH)に決定。
数日前から天気予報をチェックしていると、まさかの今年イチの大寒波が到来との予報が・・・。
やはりドーム船にすべきだったと後悔するも後の祭り。同僚の編集部スタッフは「楽しむしかないでしょ!」と、謎のポジティブシンキングだ。路面凍結に十分注意しつつ、当日は若干遅目の8時半過ぎに現地へ到着した。
河口湖ボートハウス(KBH)
ボート屋に到着すると、「えー!可愛い!」と女性陣の歓声が。
手書きの黒板風看板に、湖畔に並べられた可愛らしい机と椅子、そしてさり気なく飾られた花などに心掴まれている様子だ。
早速ボート屋スタッフに状況を聞くと、10cm前後のサイズがポロポロと釣れているとのこと。
受付を済ませ、レンタルタックルの説明を受ける。KBHにはレンタルタックルや仕掛け、エサが完備されており、出艇前にしっかりしたアドバイスがもらえるので心強い。さらに、ホッカイロまで準備してくれる心遣い。
第一関門のエサ付け
さぁ、いよいよ誰もが通る虫エサのハリ付けである。
準備したピンセットを使い、おっかなびっくりではあるが着実にハリに付けている。
これは意外に有望かもしれない。ワカサギ釣りの針は数ある釣りの中でも極小の部類だ。そこに動くサシを付けられるとは大したもの。素直に感心してしまった。
ただ、私と同僚が何をしたからではなく、教え上手なボート屋スタッフが丁寧にレクチャーしてくれたからなのだが・・・。
いよいよ出艇!
経験者の私と同僚が、女性陣をマンツーマンでフォローすることに。
2艇に分かれていよいよ出艇だ。恐れていた湖上での寒さだが、風が弱いためなんとかなりそうだ。もちろんコレでもかというほど防寒対策はした上でだが。
9時すぎに漕ぎ始めると、ポイントまでは10分ほど。同僚が魚群探知機を取り出すと、画面には湖底付近の群れが映し出される。水深は10mほど。湖底の濃い反応を探しつつ、周囲のボートに挨拶をしてアンカリング。さぁ実釣だ!
1投目から多点掛け!
全員がレンタルタックルで開始。ハリは2.0号、オモリは4号とワカサギタックルとしては重め。
一投目からワカサギが顔をだし、編集部の同僚スタッフは3点掛けの好スタート!
知人から聞いた事前の情報だと「小型が多く、ハリは1号くらい」と聞いていたのが、なかなかの良型でうれしい誤算だ。女性陣も1投目からワカサギを釣り上げている。楽しそうに釣っているのでひと安心。
これは早くもアテンドミッションクリアの予感だ。ただ、私になかなかアタリがない。たまにあっても針がかりしないようだ。仕掛けをチェックし直すと、針先がエサから出ていないことが判明。しっかり針先を出すようにすると、無事に1尾目をキャッチできた。