寒さが身にしみる冬の季節にハイシーズンを迎えるエリアトラウト。トラウトにルアーを見切られないように、ルアーは何色ものカラーを用意して挑むのがセオリーです。しかし、ナイターにおいては、もっと少ないカラーでも釣りが成立するという話を伺ったので、実際に試してみました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・藤田)
ナイターのエリアトラウト釣行
私は冬のシーズンになると、休日にニジマスをルアーで狙うエリアトラウトをメインに釣りを楽しんでいます。
しかし、せっかくなら平日にも釣りがしたいと思って調べてみると、職場から通える距離にナイター営業をしている管理釣り場を発見。
神奈川にある「ベリーパークinフィッシュオン!王禅寺」では、20:00〜21:30の時間帯にナイター釣行が楽しめるとのこと。仕事終わりにさっそく行ってみることにしました。
仮説:夜のエリアトラウトは3色のカラーで十分?
X(旧Twitter)のフォロワーさんで王禅寺に通っている方から話を伺うことができました。ナイターの場合、使うルアーは白、黒、グローカラーの3色が鉄板とのこと。
日中のエリアトラウトでは、1つのルアーで10色以上用意することも珍しくありません。3色だけで成立するなら、シンプルな戦略で釣りができて面白そうです。
そこで今回は、白、黒、グローカラーの3色だけを持ち込んで釣りをしてみました。
ナイター釣行開始
釣行日は、肌を刺すような寒さが襲う2023年12月27日(水)。仕事終わりに電車とバスを利用して現地に到着。複数のポンドがあるのですが、今回はイチロー池とジロー池でそれぞれ30分ずつ釣りを行いました。
当日のタックル
ロッド:リチャーズ ペンタスティック4lbクラス+オプションソリッド
リール:シマノ 22ステラ2000S
ライン:サンヨーナイロン GT-Rピンクセレクション3lb
イチロー池でレギュラーサイズを手中
受付を済ませてまずはイチロー池へ。こちらはレギュラーサイズのニジマスが多数放流されており、数釣りを堪能できるポンドです。
日中に水面をだいぶ叩かれているだろうと考えて、はじめに使用したルアーは、スレたマスに効果的な湘南ZEROのR-134(1.6g)のグローカラー。
ライトを使ってしばらく照らし、暗闇でぼんやりと光を発するのを確認してからルアーをキャスト。竿を立ててゆっくりとリトリーブすると、手元に「クンッ!」とアタリが。危なげなく寄せると見事にレギュラーサイズのニジマスが顔を出しました。
この日は魚の活性が高かった
ここから連発を期待したのですが、残念ながら単発で終わってしまいました。しかし、ドラグが鳴る音が至るところから聞こえたため、もしかすると魚の活性が思ったよりも高いのでは?と推察。
そこで、プレッソのルミオン(1.6g)の艶ブラックにルアーチェンジ。早めのリトリーブで、手返しよく釣っていく作戦に切り替えます。
キャストして着水後、すぐにリトリーブを開始して表層を泳がせていると、かなり強めのアタリが手元に伝わりました。すかさずアワセて寄せてみると、先ほどと同じくらいのサイズのニジマスをキャッチ。
早めのスピードでもしっかりと反転するバイトが発生したところを見ると、想像以上にニジマスの活性は高いようです。その後も、同じ作戦で数匹釣ったしたところで、大物を求めてジロー池に移動しました。