『山本太郎オンラインチヌ釣りスキルアップサロン実釣教室』が開催【三重】

『山本太郎オンラインチヌ釣りスキルアップサロン実釣教室』が開催【三重】

2月10日、三重県尾鷲市賀田の丈丸渡船のフグカセ&屋形イカダで、『山本太郎オンラインチヌ釣りスキルアップサロン実釣教室』が開催された。当日は、この時期としては微風、好天に恵まれ、絶好の釣り日和。サロンメンバー9人が参加し、太郎さんがメンバーの釣り座を回ってアドバイスしていく。メンバーにとって実り多き釣行となりますように……。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

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イカダ&カセ 海釣り施設

イカダ&カセ実釣教室を開催

天候とは裏腹に、出船前の船長の話では「ここ4~5日は本命のクロダイは上がっていないですね。でもボラの寄りはいいですよ。エサ取りは小ダイ、アジぐらいですね」と、いきなり出鼻をくじかれた感じだったが、午前6時30分に参加者9人は2便に分かれて通称・フグカセ4隻と屋形イカダへ向かった。

『山本太郎オンラインチヌ釣りスキルアップサロン実釣教室』が開催【三重】天候は最高だった(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

釣り場到着後、各自タックルを準備してモーニングを狙う。しばらくして屋形近くの岸向きに釣り座を構えた参加者の1人がアワセを入れたが、姿を見せたのはクロサギ。その後、同じカセに乗っていた参加者のサオが海中に突き刺さった。引きからして青物の様子で、リールを巻くことができないまま小割りの下に潜られてハリス切れに終わった。

キーポイントは「ボラ」

その後はアタリも出ないため早々にダンゴ釣りに切り替える。ここで太郎さんが順番にカセを回り、一人一人にタナの取り方や着底後のサオの角度、インターバルなどを丁寧に指導していく。

『山本太郎オンラインチヌ釣りスキルアップサロン実釣教室』が開催【三重】太郎さんが巡回して指導(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

同地区でもやはりボラがキーポイント。事前に太郎さんから説明された通り、まずはボラを寄せ、オキアミメインにボケなどエサをローテーションしながらリズム良く打ち返していく。

『山本太郎オンラインチヌ釣りスキルアップサロン実釣教室』が開催【三重】巨ボラを掛けた参加者(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

一番最初にボラのダンゴアタリが出たのはクロサギを仕留めた参加者。ボラのアタリを途切れさせないようインターバルを短めにしてサオ先に集中するが、残念ながら後が続かない。その後もさしエサをかじられたりするが、これというアタリはなかなか出ず、厳しい状況となった。

待望の45cm本命登場

午前10時すぎ、航路向きに釣っていた参加者のサオが大きく曲がった。本命かと見ていたが、上がってきたのは90cm近いネコザメ。やはり勝負は午後から、午前中はポイント作りのようだ。

『山本太郎オンラインチヌ釣りスキルアップサロン実釣教室』が開催【三重】屋形イカダでネコザメヒット(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

しかし午前11時ごろ、再び先ほどの参加者のサオが大きく曲がった。別の参加者を指導していた太郎さんから「本命ですよ」と声が掛かる。姿を見せたのは45cmのきれいなクロダイ。「エサはオキアミ2匹の抱き合わせ。サオ1本半のハワセできました」とコメントしてくれた。

『山本太郎オンラインチヌ釣りスキルアップサロン実釣教室』が開催【三重】本命とのやり取り(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

この1匹で「さあこれからだ」と全員サオを持つ手に力が入ったが、下げ潮から上げ潮に変わった途端、海水温が冷たくなり、一気に状況が悪くなってきた。今までアタっていたエサ取りもまったくアタらなくなり、沈黙の時間が続いた。

2匹目は現れず納竿

午後からもボラの寄りはなく、状況は悪くなる一方。それでも3時までにらしいアタリ2回、姿は確認できなかったが大ダイらしき引きでバラシ1回、計3回ほどのやり取りがあった。

この感じなら納竿時間の午後5時までにもう一度時合いがくるかと期待したが、残念ながら2匹目のクロダイの姿を見ることはなかった。

『山本太郎オンラインチヌ釣りスキルアップサロン実釣教室』が開催【三重】当日参加した皆さん(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

太郎さんに一日の感想を聞く。「冬の釣りはこんなもの。重要なのは釣り場によって自分がどういう組み立てをし、どうやって攻めるかということ。いかにボラを寄せるか、また寄ったボラをいかにサオ下にとどめるが最大のポイント」。今回の実釣教室によりそれぞれが何かを得て少しずつスキルアップしたはず。これこそが、このサロンの本筋なのだ。

<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>

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丈丸渡船