船カサゴ釣りで26cm筆頭に30匹オーバー【愛知・かごや丸】好ゲストにキジハタ

船カサゴ釣りで26cm筆頭に30匹オーバー【愛知・かごや丸】好ゲストにキジハタ

今年1月中旬のカサゴ釣りで、大型交じりで35匹と大漁だったため、虎視眈々(こしたんたん)とカサゴ釣りの鉄板条件である「ナギと緩い潮回り」の日を狙っていた。長潮の2月上旬がまさにその日で、愛知県・南知多町大井港のかごや丸にて出船した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣

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船釣り エサ釣り

かごや丸でカサゴ釣り

釣行当日の同行者は友人の小原さんと伊藤君。小原さんは船釣り経験豊富だが、カサゴ釣りは初めて。船釣りでも手巻きのスピニングリールを用いる強者だ。日ごろから水泳で鍛えているマッチョマンならではだ。

釣り座は右舷ミヨシ2番目の私から、順に伊藤君、小原さんと並んだ。

私のタックルは、サオがダイワAブリッツネライMH240、リールはシマノフォースマスター600、PEライン2号。仕掛けの支給はないので、私はミキイト5号、ハリス2号30cm5本、袖バリ9号の自作だ。

船カサゴ釣りで26cm筆頭に30匹オーバー【愛知・かごや丸】好ゲストにキジハタ筆者の仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

この仕掛けの特徴は、枝のビーズに穴が広いダイワ快適DビーズマーキングLを使用し、ハリス交換を容易にしていることに加え、ミキイト5号とハリス2号のアンバランスと、細軸の袖バリ9号によって根掛かり時に枝だけ切れるか、ハリが伸びるかして仕掛け全体を回収できる点にある。

オモリは60号。エサは持参したハナマルの冷凍サンマ中を適当な大きさに切って使用した。切り身は端にハリを掛けることにより、海中で回転することを防ぐ。

 

開始早々に良型カサゴダブル

午前6時30分に出船。航程約45分で神島の北東に位置する丸山出しに到着。「最近好調なのでこのポイントに来ました。水深75mです。どうぞ」と開始の合図。目標を30匹としてスタートした。

隣とオマツリしないように留意しながら、オモリ着底と同時に仕掛けをたるませてハワせた。グングンとアタリで23cm前後の良型カサゴ。伊藤君が「鬼頭さん、やりましたよー」と私を呼ぶ。にっこり笑顔で、ダブルゲットした良型カサゴを見せてくれた。

船カサゴ釣りで26cm筆頭に30匹オーバー【愛知・かごや丸】好ゲストにキジハタ伊藤さんは良型ダブルに笑顔(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

筆者はトリプルヒット

私にも大きなアタリ。手巻きで少し巻いてハリ掛かりを確認し、底を切って電動に切り替えた。20cm強のダブル。「小原さんがすごいのを釣りましたよ!」と興奮気味の伊藤君の方を向くと、小原さんがどでかいカサゴをぶら下げている。26~27cmの特大サイズだ。「ゴゴーンとアタリからして違いましたよ」と小原さんはしてやったり。

船カサゴ釣りで26cm筆頭に30匹オーバー【愛知・かごや丸】好ゲストにキジハタ小原さんどでかいカサゴを手に満面の笑顔(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

水深が深いので上げ下げに時間を要して早い手返しは難しいが、魚は高活性だ。そんな時、ハワせた仕掛けがググーンと引き込まれた。追い食いを期待してひと呼吸待ってから、手巻きで底を切った。ゆっくり電動で上げると、23cm前後の良型カサゴが3匹、水面から飛び出てきた。

船カサゴ釣りで26cm筆頭に30匹オーバー【愛知・かごや丸】好ゲストにキジハタ筆者は良型カサゴのトリプル(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

早々にツ抜け達成

高活性は続き、8時30分にはツ抜けとなった。そのころから右舷は仕掛けが船底方向に入ってしまう流れとなってきた。こういう場合は、オモリが底に着いていることを必ず確認し、むやみに動かさずに待つ。何度も底取りをしてイトを出すとオマツリの原因になるし、エサを動かし過ぎても食ってこない。底にオモリが着いてさえいれば、エサはブラブラと自然に漂って良い誘いになる。

そしてググッと穂先にしっかりアタリ。意外に良型で25cmだった。9時半ごろからアタリが遠くなってきて、10時ごろに「移動します」とアナウンスが入った。

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