大阪南港の釣り開放エリアといえば、まず「シーサイドコスモ」だろう。電車釣行が可能なこともあり、週休日には釣り人の姿も多い。今回は基本的な釣り場としての情報を押さえつつ、主には夜のライトゲームという目線でシーサイドコスモというポイントを紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
大阪南港の有名釣り場
シーサイドコスモは、大阪メトロとニュートラムの「コスモスクエア駅」の1番出口の外の釣りエリアのことだ。ベランダのような釣り場で、安全のための手すりと海に落ちた者のための投げ浮き輪なども常設されている。全体を見渡してみればわかるが、「見晴らしがいい海」というロケーションだ。釣り人のためだけの場所ではないので、むろん専横の態度は慎まれたい。
電車でのアクセス
電車釣行でのアクセスを紹介しよう。
1)コスモスクエア駅で下車
大阪メトロ中央線「コスモスクエア駅」で降りる。
2)1番出口を上がる。
1番出口を上がって、歩道橋を向かって右に。すぐそこに海がある。
3)東側へ200mくらい
そこですぐ釣りをする……わけにはいかない。シーサイドコスモは駅からすぐそこの場所は釣り禁止エリア。東側へ大体200mくらい歩けば、赤いポールで囲まれた釣り開放エリアがある。
釣り開放エリアもまた200mくらい。タチウオの回る晩夏から秋の土日には立錐の余地もない。場所取りもいいが、なるべく週日の空いた時間での釣行をおすすめしたい。
釣り開放エリアの特徴
釣り開放エリアにはこのような掲示がある。
近年ごそっと無くなったりする釣り場と比べると、コスモはまだしも良心的だ。
シーサイドコスモは釣り開放エリアは、足場から海までが2.5~3mほど。5.7ftのアジングロッドで見てみると、参考までにこんな感じとなる。この日は潮位が低いので、もう少し水は上がってくる。
風向きと潮回りについて
風向きについて。海に向かって立つと、海は北向きに来る。つまり右側が東、左側が西、後ろ側が南だ。シーサイドコスモの釣りのやりにくさとして、釣り場に一切の遮蔽物がないという点がある。よって風の影響をもろに受けてしまう。どの風もあまり釣りのフォローにはならないので、風が強い日の釣行は避けた方がいい。
またシーサイドコスモは激流スポットでもある。上げ潮では西から東に、下げ潮では東から西に潮がカッ飛んでいる。大潮、中潮ではヘタをするとライトショアジギング40gのメタルジグでもかなりイトが流されていく。なるべく潮が緩むタイミングか、小潮の日を選んで釣りたい。