掘って釣る?アマダイディギング攻略:攻めの釣り!【キホン解説】

掘って釣る?アマダイディギング攻略:攻めの釣り!【キホン解説】

新しい釣り方が次々開発される釣り業界。2016年よりより定着しつつある高級魚アマダイの新しい釣り方ディギングを紹介していきましょう。

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川島久司

東京湾、相模湾をホームグラウンドとし旨い魚を求め旬の釣りを楽しむ。日本各地、海外遠征も行うマルチアングラー。海好きが講じサーフィンも得意とする。スポンサード:株)Duel、有)サニー商事、株)ボナンザ、Aiプラスカスタムロッド 他

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アマダイ釣り方の遷移

関東でのアマダイ釣りの原点としては吹き流し仕掛け、天秤釣法からが始まりだ。

当初は海底から錘を上げ棚を切ってアタリを待つ釣りが主流であったが、その後アマダイは砂煙に反応する事が分かってから、錘をトントンと底で小突き砂煙を立ててその中に餌を入れ込むトントン釣法(小突き釣法)が流行した

そして2016年より、ディグアームが開発されディギング釣法が生まれた。

アマダイどういう魚?

ディギング釣法を説明する前にアマダイがどういう魚か紹介しよう。

《アマダイ》

スズキ目スズキ亜目アマダイ科アマダイ属アマダイ
生息域:本州中部以南から南シナ海
水深30~150mに生息する。
釣りシーズン: 9月~3月
*通年狙えるが船宿の釣期は他の釣り物によりこの時期に決まる。

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アマダイは巣穴を作りその周辺を縄張りを持つ。自分の縄張りに同種もしくは他種の魚が来ると威嚇して追い払う習性を持っている。

この習性を最大限活かそうという釣り方がディギング釣法だ。

アマダイディギング釣法とは?

ディグ(dig)は英語で「掘る」という意味。

シンカーの後尾にセットされたシャベルフィンで底の砂を掘り進め、興味を持ったアマダイを掛けていく釣りがディギング釣法。

従来のトントン釣法よりも砂ぼこりが上がりやすく、魚の注目を集めやすい。

魚を寄せる効果があるので、本命に近ずくチャンスもアップする。

底を切ってじっと待つ静の釣りに対して、叩いて砂ぼこりをあげて誘いで食わせる(動)攻めの釣りと言えるだろう。

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アマダイディギングのタックル

ロッドは穂先が柔らかく感度の良いライトゲーム用ロッド7:3調子もしくは6:4調子がオススメ。

水深60~120mを主に攻めるため、手巻きリールでも可能な範囲だが、小型の電動リールがあると手返しが良い。

アマダイディギングの仕掛け

掘って釣る?アマダイディギング攻略:攻めの釣り!【キホン解説】ディギングタックル例

・ライン:PE1.0号~2.0号

・錘(ディグアーム/ディグシンカー+天秤):40号~80号 

錘はアマダイを模写した形状になっており、尾部には、シャベルフィンが付いています。

上から海底に下げることによりシャベルフィンが砂に刺さり、てこの原理で砂をかき上げます。

・ハリス3号1.5m、枝ス20~30cm2本ないし3本針、チヌ針3~4号、チモトに夜光玉、枝ス分岐には回転ビーズ使用

例:上から30cm、50cmに回転ビーズを取り付け20cmの枝スをセットする70cmに針を付けた3本針仕掛け(全長150cm)のショート仕掛けが高実績

次ページでいよいよ釣り方解説!