10月後半、紀北・和歌山市の和歌山港に、秋の紀州釣りに出かけた。
上げ潮狙いの釣行
当日の潮回りは若潮で、午前8時54分に83cmの干潮、午後4時前に166cmの満潮になるので、ゆっくりめに自宅を出て、午前9時以降の上げ潮狙いにした。
途中、エサ店でエサを調達。この日のさしエサは生オキアミ、ボイルオキアミ、海エビ、中ボケ、コーンを用意した。
ダンゴの配合は、体積比で素ヌカ3対川砂1に押しムギ、粗びきサナギ、アミエビを適量混ぜた物だ。
釣行スタート
予定通り午前9時過ぎに現地着。大勢のサビキ客の合間に入れていただき、仕掛けを作る。
サオは銀狼王牙1号5・3mにレバーブレーキ付き2500番台のリールをセット。ミチイトは1・7号、ハリスは1・2号を2ヒロとり、ハリはチヌバリ2号を使用。ウキは紀州釣り専用棒ウキで、浮力調整用にガン玉2Bを1個打った。
タナを取り、まずはトントンから開始して様子をみる。潮は突いたり払い出したり、右に大きく動いたり止まったりと、変動しながら徐々に潮位が上がってくる。
さしエサの生オキアミが取られないまま時間だけが経過していく。
時折エサ取りらしきものがオキアミに反応するが、ウキを消し込むまでには至らない。
ポツポツとアタリが
釣り開始から1時間半ほどして、小型のヘダイが釣れた。
即リリースして次はチヌに繋げたいが、一向にアタリが出ない。微妙にタナを調整するが、なかなか難しい。気長に手返しし、ダンゴを打ち続ける。
正午ごろに小型のチヌがトントンのタナで食ってきたので、トントンメインの展開プラス時折、タナをはわせてのダンゴを投げる。
ポツポツとアタリが出て楽しい。マイクロキビレやマイクロチヌはすべてリリースしながら秋の紀州釣りを楽しむ。
ダンゴに高活性の紀州釣りは、この時期ならではなので、非常に楽しい。
時折、目先をかえる意味でさしエサを海エビにしたりボケにかえたりすると、ワンサイズ大きめの個体がサオを曲げてくれた!秋チヌは30cmほどの個体でも非常によく引くのでビックリする。
午後3時半過ぎになり、タチウオ狙いの釣り人が多くなってきたので、簡単に釣り場の清掃をして納竿した。40cmオーバーは1匹のみだったが、ウキ入れが多く非常に楽しめた。
<週刊つりニュース関西版 APC・秦厚治朗 /TSURINEWS編>
和歌山港