近年、非常に高価になってきているルアー。消耗品とは分かっているものの、サビや汚れが目立ってくると気分も下がってしまいます。サビや汚れを放置するとルアーの寿命を短くするので、今回はルアーのサビや汚れを防止する方法をお伝えします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・須藤雄飛)
フックもルアーも油断すれば錆びる
特に海釣りの場合では、塩分は大敵です。釣りから帰宅した際には、一刻も早く水洗いをしましょう。この時、極力ぬるま湯で水洗いをしましょう。温度が高い水の方が塩分を溶解しやすいことが分かっています。
ルアーに使うフックには、焼入れでの硬さを維持できる観点や浮力の関係、様々な理由があり鉄分が配合されています。鉄は塩分だけでなく、水イオンの結合することでサビを発生させやすくなります。
フックから錆が移る
フックが錆び始めてしまったら、交換したほうが良いです。魚への掛かりが悪くなるだけでなく、ルアーのボディーへサビは移ります。ボディーへ移ったサビはたちまちルアー表面のコーティングや塗装をボロボロにしていきます。
珪藻土マットを利用してみよう
ルアーの洗浄後の乾燥に筆者がおススメするのは珪藻土マットです。入浴後の水切りに大人気のマット。これでルアーを乾燥させます。百均や家具店で簡単に入手できることでしょう。
筆者は百円均一に行き、探しました。すると、飲み物の水切りに使うような小型なものはあるのですが大き目なサイズが見当たりません。なんとか入浴グッズコーナーで見つけました。サイズも大きいので500円でした。少し大きいかなというサイズが後々安心です。
とにかくすぐに乾く
珪藻土を使う前は新聞紙や段ボールの上に並べていましたが、乾燥時間の速さがそれの比にならないほど早いです。片面1時間あれば十分に乾燥します。筆者は1時間経ったら面を返し乾燥させています。
フックの針先がなまらない
ぬるま湯での水洗いと、珪藻土による急速乾燥をおこなうようになってから、フックのサビの発生が大幅に遅れ、針先がなまらなくなりました。バラシが間違いなく減りました。3か月使ったフックもこの通りです。
ルアーの塗装が長持ちする
当然、ルアー表面へサビが回ることが減り、ルアーの塗装が長持ちするようになりました。ルアーの塗装は、リペアすることは非常に難しくコスパも悪いです。極力ルアー本来の塗装を活かすようにしましょう。
清潔だとモチベーションが上がる
ボロボロになったルアーも、使い込んで味がある。という人もいるかもしれませんが、やはり綺麗な状態だとモチベーションが上がります。
筆者は以前、塗装にサビが回ったりし始めたルアーはこれ以上悪くならないようにと、温存する傾向にありました。このルアーメンテナンスをはじめてから、お気に入りのルアーを温存する回数がぐっと減りました。
珪藻土マットを利用して、素早く水分を取りサビの問題から解放されましょう。ルアーの寿命が延び、釣果がアップするかも?
<須藤雄飛/TSURINEWSライター>