8月に入りアカムツ「ノドグロ」は数より型が良くなります。富山の遊漁船でも1kgオーバーのアカムツがチラホラ顔を見せて始めていたので、船に予約を入れ、メンバーさんと3人での釣行です。メンバー全員安打。その中には、稀にしか顔を見せない、特大サイズ52cmのモンスターが出現!その時の釣行レポートをお伝えしたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荒木清)
ORCAでアカムツ釣り
AM3時に、岩瀬カナル会館に集合し、まだ暗い中、船は大海原へ出船です。この日は満船で、8人。風は北の風が吹く、天気晴れ予報、熱くなる中での釣行です。
潮の流れは早くもなく、遅くもなくといった感じで、風が心地いい感じです。
アカムツ釣りのタックル
ORCAさんでは、1本針を推進しているので、1本針仕掛けを作成。1本針だと心細いかと思われがちですが、全くそんなことはなく、むしろ1本針の方が手返しよく釣りが可能です。
暗いうちからスタート
この写真では明るく見えますが、実際にはもっと暗いです。ゴープロを回していましたが、暗すぎて断念。そんな暗いうちから釣れるのかとお聞きしたところ……船長「暗くても釣れます。今、暑いですし……」と苦笑い。暗いうちからの釣りは初めての経験です。
この日は少し明るくなってから釣れ始め、それでもまだ暗い状態です。暗いうちからのアプローチの仕方や、仕掛けなどは、また考えなければならないようです。
1匹目からキロオーバーアカムツ
なんと!この日はまだ薄暗い時からHIT。ゆっくりとスローな誘いで、ティップに「コンッ」とアタリが出て即合わせです。この時ためらうとバレの原因になりますので、注意が必要です。
海底まで落として→糸ふけを取り→少し上げて「20~50cm」ステイ5~長いときは10秒以上です。そんなに待っていても来ないよ!?と、思われても仕方ありませんが……実際に釣れます。この日、最長17秒待ってHITし、しかもなかなかのサイズが釣れたのです。
スローな釣りが当たり
この日よかった釣り方は、スロー系の釣り。落とすのもスロー、誘いもスローが良く釣れます。本来のゆっくりとした釣りより、もっとゆっくりとした形。落とす際も10mからサミングをきつく入れ、ゆっくりと落とします。誘い上げは、1m2秒~3秒。
底から元の位置に戻しステイして待っていると「コンッ」や「ニューッ」、「ガツガツ……」などあたりが出ます。この日はほぼ、しゃくり上げではアタリが出ず、デットスローの誘い+ステイのアプローチでHITしたのです。
ロングステイで爆釣
この日のアカムツ釣りはあまり激しく動かす釣り、頻繫に動かす釣りは×で、逆にスローやデットスローの誘いが良かった様に思います。実際にステイやロングステイが攻略のカギとなり、10匹中、なんと9匹がこの釣りで釣れたのです。
波があり、潮が少し早いときなどに良い釣果をもたらします。餌を海中で必要以上に動かさない事も、釣果に繋がる一つのヒキダシとして持っておくと良いです。