7月18日、熊本県天草エリアにエギングで釣行。釣行時には、南から風が吹いており、かなりラインが流されて行く状況でした。今回は使用するエギを工夫してエギングの天敵である風を攻略し、1.5kgのアオリイカをゲットした釣行の模様をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターふくしまりょうた)
強風下でのエギング釣行
当日は午前1時頃から釣行をスタートしました。天候は晴れで潮まわりは大潮。時より強い風が吹き付けるバットコンディションなので、使うエギを工夫して風を攻略していきます。
今回使用するエギは「YO-ZURI エビQ 3.5号」の日中ピンク。重さは20.5gあり、沈下速度は1メートルあたり約3.5秒です。
同メーカーの「パタパタEZ-Qキャストプラス3.5号」は17gで、沈下速度は1メートルあたり約3.2秒。同じ3.5号のノーマルタイプのエギでも約3gも重さが変わり沈下速度にも差が出てきます。
そのため、今回は風が強い中でもしっかりフォールしてくれるように、少し重たいYO-ZURIのエビQ3.5号を使用しました。
「YO-ZURI エビQ」の特徴
エビのような足とラバーが特徴的なデザインとなっており、フォール中に足の部分が水流を受けて動くようになっています。この前足によって安定してフォールしてくれる上に、フォール中にアクションも加えてくれるのが特徴です。
さらにボトムについた際にはラバーがふわっと開き、追い打ちをかけるようにアクションしてくれます。これは今までのエギにはなかったアピールです。使い方はスタンダードにシャクって使うのももちろんいいですが、止めて使ったり、ただ巻きで使ったりと色々な使い方ができるエギです。
熊本県天草エリアで実釣開始
まずは潮上にキャストし、フリーフォールにてボトムまで丁寧にエギを送り込んでいきます。ボトムに着いたら5回ほどシャクり上げてテンションフォールを繰り返し、ボトム付近をサーチ。
同じコースを3回ほどキャストを繰り返しましたが反応が得られなかったので、今度は中層付近を探ります。アクションは先ほどと同様に5回ほどシャクりあげてのテンションフォールです。
1.5kgアオリイカが登場
最初のフォール中に小さくコツっとベイトフィッシュがラインにあたったような感触。そのまま5回シャクって再びテンションフォールさせるとフォールしていくはずのラインがピッタと止まりました。
しっかりとアワセを入れると、今度はイカが乗りました。「引きが弱々しくリリースサイズか・・・」と同行者と話しながら、ゆっくりと足元まで寄せてくると上がってきた姿をみてびっくり。悠々とエンペラーを動かしゆるーっと寄ってくるアオリイカは、1kgは余裕で超えてそうなサイズです。
釣られていることに気づいてないのか、すんなりと上がってきます。釣り上げたあと計測してみると1.5kgのオスのアオリイカでした。
強風時はエギの沈下速度も意識
その後もう1杯追加し、2杯のアオリイカをキャッチすることができました。今回の釣行では「YO-ZURI エビQ」を使用した選択が釣果を得られたキーになったかと思います。
高いアピール力に加え、風や流れに負けることなくアプローチしたい層にフォールさせられたことが大きなアドバンテージとなりました。風が強い日のエギングは、エギの沈下速度も考慮してみましょう。
この時期は気温も高くなり、日中の釣行は熱中症の危険が伴います。しっかり水分補給を行いつつ、楽しんでいきましょう!!
<ふくしまりょうた/TSURINEWSライター>