今が旬のマルアジ。釣り立ては刺し身で最高。だが、時間が経つと身が軟らかくなって生食には不向き。そこでひと手間レシピ。今回は酒の肴にうってつけの「マルアジの焼きなめろう」を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
マルアジの旬
九州地方のマルアジは夏が旬といわれる。例年5月末から見え始め、8月中旬まで釣れる。同時期のものは型もよく、脂がのって美味しい。
なめろうとは
なめろうとは漁師飯のひとつで、生魚(刺し身)とみそをたたいて、ネギなどの薬味を加えた料理のこと。諸説あるが、千葉県が発祥の地だそう。
下処理
持ち帰ったマルアジは軽く水洗いし、頭とワタを取る。血合の部分は包丁の先端を使ってこそげば下処理は完了。
サク取り
下処理を終えたら、3枚におろして皮を剥ぐ。皮は指で摘まむと「ジュッジュッ」と剥げる。次に中骨と腹骨を取ってサク取りにする。
みそを投入
サク取り後は刺し身の要領で薄く切り、ここにみそを投入。魚に対し、半分の量でOK。
あとは刻んだネギやショウガを加え、包丁で軽くたたけば「タネ」の完成。そのまま食べてもいいが、今回は焼いてみよう。
焼き上げる
ここからは最後の工程。タネをアルミホイルにのせ、グリルで焼きあげる。とは言っても表面に軽く焦げ目がつく程度。焦がしみその香りがなんともいえない。
<松田正記/TSURINEWSライター>