今年も大阪湾奥は春のアジがよくなかった。2尾で終わっていて、台風に邪魔されて常夜灯下の釣り場は浮きゴミで壊滅的。オープンしか打てないような状況で索敵に苦労する。しかし執念のアジングである。結果アジはダメだったが、良いメバルに出会うことができた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
当日の状況
この日の釣りはアジから。新月大潮で、前日はシーバスをメバルプラグで仕留めることができた。シーバスはここまでゼロだったので、なんとかバチ抜けパターン間際に釣れたことに満足感がある。物足りないのは2尾で終わっているアジ。6.5ftアジングロッドで、台風の浮きゴミがまだ残る足元やコーナーは捨てて、釣っていく。
前日の感覚からアジの時合いは20時前の一瞬だ。レンジは5カウント。ほとんど表層に絞って釣っていく。ちょっと大きめのルアーを狙って、良型のリアクションを狙った。
アジのアタリは散発的
ランガンしていくと、海面直下で散発的にアタる。しかしすべて乗せきれない。アタったときには吐き出しているような状態だ。リグの大小を工夫しているうちに、群れの気配がなくなった。そもそも薄い群れなので、マヅメ一発で掛け切れなかったら終了だ。どうやらこの初夏、アジは湾奥では難しそうである。まあ釣れる場所もあるのだろうけど。
今回はアジングロッドしか持ってきていないので、延長でできるのはメバリングくらいとなる。そのメバルも確実にアタリが遠のいてくる時期で、六月アタマの台風以降よく釣れたのは一度だけだ。しかしあきらめる私ではない。小物釣り師はいやしい。
メバリングにチェンジ
先日のメバルのお腹の中身がベイトフィッシュだったので、ややバルキーなバスワームを使って釣っていく。もう釣れる数どうこうよりも、夢見る尺を狙いたい。今年はまたずっとデカいのが出続けているので、大きめのワームを沈めてどうかというイメージでいった。
キワ打ち、ゴム板打ち、とにかくメバルが好みそうなポイントを、最初は一応表層をチェックしてから、次にレンジを入れて見ていく。若干突くようなアタリがくるが、もしかすると壁にヘッドが当たっている反響音かもしれない。あまり深追いしないことにした。