今年も大阪湾奥は春のアジがよくなかった。2尾で終わっていて、台風に邪魔されて常夜灯下の釣り場は浮きゴミで壊滅的。オープンしか打てないような状況で索敵に苦労する。しかし執念のアジングである。結果アジはダメだったが、良いメバルに出会うことができた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
プラグでオープン探索&突然のヒット
昨日のシーバスが徹底的なキワのパターンだったので、メバルも同じだと読んでいたが、思うようにいかない。次第に無理筋の感が出てきたので、潮が下げ出すところから、プラグで沖を狙いにいった。35mmの紫のルアー。この小ささだと見つけられないだろうか?ルアーケースを見ながら、思案する。
そして、ひょっと取り出したのはバルサ製ルアー、70mmくらいだろうか?以前買ったきり、ちょっと眠らせていたものだ。着水音が小さく、主にはスレきった個体向けだが、なかなかハデハデしいカラーでアピール力が強そう。ボディ部分がジョイント式で、くねくねと泳ぐ。巻き抵抗も重いので、沖でどんな泳ぎをしているかイメージが湧きやすい。
潮が流れているポイントに思い切り遠投して、ちょろちょろと動かしては止め、を繰り返していく。長いことポーズを入れて、十分に潮に漂わせたところで、スラック回収したところでちょっと触った。もう一度3秒止めて、ルアーを引っ張ったところでバイトがきた。
腹にフックが掛かっていて引き重りしながら、27cmとナイス型。沖で掛けたもので取り込みまでちょっと不安だったが、無事上げられた。
時季終了間際の釣果に満足
同じやり方でもうひとつ、と思ったが、連日の釣りでクタクタ。珍しいルアーに魚をつけられたのに満足し、ここで引き上げることとした。メバルの雨季の釣りとしては、もはや最終盤なので、ここで一尾獲れたことは嬉しい。
アジは今季見切ることにしたが、ここからは終盤のバチ抜けLTシーバス集中。自分にとって「切り替え」の意味で価値ある1尾だった。
<井上海生/TSURINEWSライター>
大阪湾奥