これから夏本番を迎え、ファミリーで釣りに出かける機会も多くなるだろう。お土産ゲットの為に、釣れる確率を少しでも上げてくれる集魚剤を使用するのも有効打になる。今回、強烈な集魚効果をもたらす摂餌剤が発売されたとのことで、実際にどれくらい釣果が上がるのか万年ボウズの筆者が使用してみた。
(アイキャッチ画像提供:Makoto Fishing)
集魚剤とは
集魚剤は「寄せ餌」「撒き餌」とも言われ、魚を集める為に魚が好む匂いの成分を配合させたエサです。釣り具屋さんでよく見かけるのは、クロダイを狙うフカセ釣りのコマセに混ぜる粉末タイプが代表的な集魚剤です。
しかし近年ではファミリーフィッシングの代表格でもあるサビキ釣りに使うアミエビに混ぜるものや、オキアミ・魚の切り身などの刺し餌を付け込ませるもの、ルアーやワームに吹きかける「フィッシュフォーミュラー」など使う用途によって種類が豊富になりました。
これから釣りを始める方やファミリーフィッシングでは、アジやイワシを狙う「サビキ釣り」が一般的ですが、エサとなるアミエビにもこの集魚剤を加えるだけで釣果が変わってきます。詳細は別記事にしていますので、こちらもチェックしてみてください。
強力な集魚剤が発売
前述した集魚剤の中では、「刺し餌」を漬け込ませるタイプの集魚剤で、とんでもなく強力な集魚剤「クックックサイゼ!」が発売されました。「クックックサイゼ!」の中身は、熟成させたイカゴロ原液です。非加熱で防腐剤を使用していないため、酵素が生きており、そのため刺し餌を浸漬すると強い摂餌効果を得られます。オキアミ、魚の切り身、ワーム(水溶性素材)など色々な餌に応用できます。内容物は全て天然素材です。
「クックックサイゼ!」の使用シーン
注目の「クックックサイゼ!」の使用シーンについて、販売会社である、株式会社信商事・営業部取締役の長岡さんにお話しを伺った。
集魚効果は昼夜関係なくあるのか
集魚・摂餌効果につきましては昼夜問わず発揮します。本製品は魚の嗅覚+味覚を利用した製品となっております。味蕾(味を感知する器官)は人の場合は舌のみですが、魚の場合は口の周囲やヒゲ(一部の魚種)そして口腔から咽頭、消化管に分布しています。
魚は味覚がとても敏感で釣りエサに触れると味を感じて食欲のスイッチが入ります。このことを摂餌効果と呼びます。本製品は単に集魚するだけでなく、魚の味覚を刺激し、使用したエサに寄ってきた魚の活性を上げることを助ける効果が期待できます。
エギやルアーにつけても効果はあるのか
ハードプラスチック製や金属できたエギ・ルアーには生エサなどのように液体を染み込ませることができないため、本製品を使用したとしてもエギ・ルアーの表面に液体が付着するだけで、キャストして着水後、付着した液体が早々に溶け出してしまう可能性が高いので、基本的には使用を推奨しておりません。集魚・摂餌効果があるかないかで申し上げますと、全くないわけではございません。
実際に使ってみた
筆者は直近10回近く釣りに行き、船でも釣りをしたにも関わらず「釣果ゼロ」という筋金入りのボウズなのですが、長岡さんのお話を伺い、「クックックサイゼ!」を使用すれば、何かが変わるのではないかと考え、いただいたサンプルを使って釣行に出かけました。
事前準備
筆者のメインフィールドはサーフでのルアーを使用する釣りのため、今回は生エサではなく、ワームに穴を空け、1日染み込ませる作戦を取ってみました。
開封時に強烈な匂いが鼻を襲ってくるかとワクワクしましたが、実際は「いかの塩辛」のような匂いで、お酒が欲しくなったのが正直な感想です。