夏が近づいて気温が上昇し、夜釣りが楽しい季節になってきた。今回は、夏の近畿地方・瀬戸内海で楽しめる夜のターゲットと、釣り方を詳しく紹介しよう。
（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター・荻野祐樹）
夏の夜釣りで狙いたいターゲット
まずは、著者の住む近畿地方・瀬戸内側で、夜釣りのターゲットとなる魚を紹介しよう。
アナゴ
年中釣れる魚だが、特に夏場はよく釣れ、雨後の濁りが入った河口で活性化する傾向にある。場所によっては同じ釣り方でウナギもヒットする。
夜釣りで釣れたアナゴ（提供：TSURINEWSライター・荻野祐樹）タチウオ
年と場所によるが、毎年6～7月頃から釣果報告が聞こえだし、8月～9月に釣果が本格化する。引きが強い上に食味が抜群に良く、初冬まで楽しめる超人気のターゲットだ。
タチウオも夜釣りで人気（提供：TSURINEWSライター・荻野祐樹）アジ
ファミリー向けのイメージが強いアジだが、夏～初冬の夜釣りでは尺クラスの良型が狙える。遠投サビキやウキ釣りと言ったエサ釣りだけでなく、近年はアジングも人気だ。
アジは夜釣りで良型が狙える（提供：TSURINEWSライター・荻野祐樹）根魚
ガシラやメバルといった根魚は日中でも釣れるが、警戒心が薄れる夜間はグッドサイズがヒットする。エビ撒き釣り、アオイソメを使ったウキ釣り・探り釣りの他、ルアーにも反応が良いため、エサ師・ルアーマン共に人気が高い。
チヌ・キビレ
こちらも日中でも釣れる魚。近年は河口でのチニングが人気だが、夜間にカニやボケ、青虫といったエサを使用してブッコミ釣りで狙うと、比較的簡単にヒットする。
スズキ
早朝や夕方にエビ撒き釣りで狙うことが多いスズキだが、夜間は小魚を使ったノマセ釣りや、青虫を使用したウキ釣りに分がある。特に日中サビキ釣りで賑わうポイントでは、夜間に大型のスズキがヒットすることが多い。
サバ＆ケンサキイカ
この二種は近年明石海峡周辺でにぎわいを見せている人気ターゲットだ。毎年6月半ば頃から40cmを超す大サバが回遊し始め、年によって差はあるが、1カ月～2カ月ほど楽しめる。
そしてサバの回遊が終わるころ、入れ替わるようにして釣れ始めるのがケンサキイカだ。年によってはその後また大サバが回遊してくることがあるので、釣果情報をマメにチェックしておこう。
明石海峡名物である夏の大サバ（提供：TSURINEWSライター・荻野祐樹）
