現役船長が徹底解説【梅雨〜初夏シーズンの玄界灘エリアの沖釣りターゲット】

現役船長が徹底解説【梅雨〜初夏シーズンの玄界灘エリアの沖釣りターゲット】

1年を通してさまざまなターゲットが狙える今時期。福岡ではタチウオ・エギング・イサキ・ケンサキイカがシーズンに突入しており、どれも人気魚種だ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)

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多彩なターゲットが狙える季節

どのターゲットで遊ぶか悩ましい季節ともいえるが、1魚種に絞っても良いし、当船のように複数の魚種を狙っていくコースで案内している遊漁船も多いので魚種に絞られずに狙える魚をどんどん狙っていくのも面白い。

個人的には1年の中で最も好きなシーズンである。

今年はどの魚種も好釣果

過去と比べても今年は珍しく、今年はどのターゲットも好釣果が目立っている。一昨年だと梅雨イサキが、去年だと春のエギングがかなり厳しい釣果でアングラーをがっかりさせたものだが、今年に関してはそれがなく、冬の寒ブリ、春のヒラマサ・乗っ込みマダイ、エギング、イサキSLJ、イカメタルゲーム、博多湾タチウオと、好調が続いている。

現役船長が徹底解説【梅雨〜初夏シーズンの玄界灘エリアの沖釣りターゲット】今年は良型が目立つアオリイカ(提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)

現在は冒頭で記載したターゲットが旬を迎えているわけだが、エギングはシーズン序盤こそは数はイマイチだったがサイズには恵まれ、2kg、3kgの釣果が目立ち、ここに来て数釣りの釣果も多く聞かれるようになってきた。

現役船長が徹底解説【梅雨〜初夏シーズンの玄界灘エリアの沖釣りターゲット】イサキは6月いっぱいまでがシーズン(提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)

そして、イサキSLJもGWごろからすでに最盛期とも思えるような釣果が続き、連日のように好釣果が続いている、ケンサキイカも序盤から近場での好釣果が続いており、日中・夜焚き問わず賑わいを見せており、博多湾の風物詩でもあるタチウオも堅調だ。

その他の好ターゲットも狙いめ

私の船ではGWで春のヒラマサの案内は終わり、それからは上記ターゲットをメインに出船しており、今年も例に漏もれずにイサキSLJ、イカメタルゲームをメインに、時折エギングや博多湾タチウオ便で出船している日々が続いているが、SLJではネリゴやマゴチ、マダイに根魚といったイサキ以外の釣果も多い。

現役船長が徹底解説【梅雨〜初夏シーズンの玄界灘エリアの沖釣りターゲット】ケンサキイカは今年も好調(提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)

特にマゴチは意外とあまりなじみのないターゲットだが、食味は抜群で高級魚のヒラメにも勝るとも劣らず、今からが旬の魚となるので良いお土産的な釣果にもなるし、釣果も手堅い。

現役船長が徹底解説【梅雨〜初夏シーズンの玄界灘エリアの沖釣りターゲット】食味抜群のマゴチは狙ってみると意外と面白い(提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)

どうしても釣りは慣れてくると、サイズや数釣りのこだわりが強くなってくるが、気を張らず手軽においしい魚を狙っていくのも釣りの楽しみ方のひとつ。そして、この時期はそういった楽しみ方を求めやすく、最大限の魅力を味わうこともできる。

これらのターゲットはまだまだこれからがシーズン本番なので、引き続きのんびりと楽しんでいきたいと思う。

<週刊つりニュース西部版 APC・岩室拓弥/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
エル・クルーズ
出船場所:箱崎漁港
この記事は『週刊つりニュース西部版』2023年6月2日号に掲載された記事を再編集したものになります。