茨城県下妻市にある砂沼への通水が始まろうとしている。すでに水位が上がり始めているだろう。水位上昇と共にやってくるのが、同沼の一大イベントでもある乗っ込みだ。40~45cmの腹パンが浅場をのけぞって泳ぐ姿はまさに圧巻。スレも多いが、浅場を狙う楽しさはこの時期ならでは。サクラの見ごろは終わり観光客も減るので、湖畔はまさに太公望の天国だ。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース棚網久)
砂沼の概況
今回、カメラ撮りメインで通水前の砂沼を狙ったが、やはりと言うか不発だった。しかし例年どおり通水が始まり(今年は4月7日前後か)、水位が上がりだせば乗っ込みに入ると思われる。
3月31日現在、水位は満水から約2m減。一日何cmのペースで水位が上がるのか不明だが、釣りができる水深になれば、そこに魚が回ってくると理解しても差し支えはないだろう。まして冷たい水が通水されるのだから魚はよけいに浅場回遊しやすくなる。
ポイント
砂沼の場合、ポイントうんぬんよりもまず駐車場確保が最大の課題だ。東岸の公園(観桜苑)の無料駐車場なら台数も多く安心して止められる。湖畔には整備された遊歩道があるので、ここからキャリーカートなどを使おう。
ハタキの魚を狙うなら東岸の老人ホームワンドや西岸の大入江などが代表的。またかなり歩くが北岸の取水口周辺や、共和コンクリート前なども面白い。なおハタキを問わないなら観桜苑前のコンクリート護岸も人気。水位が高ければ短竿で手前を狙ってみよう。