エリアトラウトフィッシングをしていると湧いてきた思いとして、自分で考えている色や形でマスは果たして釣れるのだろうか?ひょっとしたらプロパーカラーよりも釣れる色があるのではないかという思いである。そこでその思いをぶつけるべく、ルアーカラーの色を落として自塗りしたルアーを作りテスト釣行を実行。今回は滋賀県の醒井養鱒場へと向かった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)
醒井養鱒場へ釣行
午前6時に自宅を出発し、一路北進して京都方面に国道で向かったが、午前6時にも関わらず渋滞につかまり、しかも事故渋滞まで発生。オープンと同時に到着の予定が大幅に狂い、往路に4時間半も掛かってしまうこととなった。
予定より1時間半も遅くなったが、無事到着できたところで準備を整えて入場。約半年ぶりの醒井養鱒場、楽しみで仕方ない。
レギュレーション(規則)
醒井養鱒場ではバイブレーションプラグや円形のルアー、全長1.8mm以下のルアーは使用が禁止されているので、レギュレーションに違反しないルアーで工夫して釣って行く必要がある。また釣れない時間帯はルアー池の隣の自然河川に大型のトラウトが放流されており、眺めるだけでも迫力がある。美しい渓流に大型のマスが泳ぐ姿は釣り人以外であっても感動を覚えるであろう。
自塗りしたルアーで挑戦
今回の自塗りしたルアーは私には欠かせないイーグルプレーヤー50slim/GJである。どの色でも十分釣れるルアーであるが、どうしても自分の思う色にしてみたく予備の一つを塗装したものだ。
1投目からヒットの高活性
スタートは様子見の形でスプーンを投入してレンジと巻く速度を確かめてみた。すると1投目からバイトが出るがびっくりアワセをしてしまい、掛けることができず。思っている以上に活性が高いようだ。
そこからは落ち着いて掛けることができて一投一匹状態になった。一投で数回アタリが出る程追いが活発なのだが、アタリが少なくなったら違うカラーやスプーン自体をローテーションするとまた増えだす。自塗りルアーの投入を忘れるほどスプーンで釣れ続いた。
自塗りルアーにもヒット
スプーンでアタリが遠のきはじめたタイミングで本日の課題を思い出して自塗りGJを投入。まっすぐ潜るようにトゥルチューンした後にキャスト。すると3ジャーク目の浮上のタイミングでヒット!これは嬉しい。
2投目も少し深めに潜らせてヒット。これだけ釣れればある意味成功とことって過言ではないだろう。途中でクランクベイトを投入するも、やはりミノーのマジックジャークに匹敵するほどは釣れない。到着が遅れたこともあり、あっという間にお昼の時間となった。お昼の段階で36匹であり、午後からの釣りに備えて昼食とした。
渋くなるとプラグの出番
昼食後、陽が高くなり明らかにアタリの数が減ってきた。空き場所が多数あるので、少しでも木陰のある場所へ移動して釣りを再開。しかし、エリアトラウトフィッシングにおいて午後に放流などがない場合は、魔の時間言っても過言ではないほど難しくなる。
どうしてもスプーンより魅せる時間が長いプラグが中心の釣りとなる。醒井養鱒場とて同じで、水深がある分スローシンキングタイプのクランク等でボトム付近を中心に釣っていく作戦となった。
夕マヅメは入れ掛かりに
夕マヅメになり川側の桟橋に移動して再開。全体的に動きが出て活性が上がってきたと考えて、自塗りしたイーグルプレーヤー50slim/GJ一択で釣り。バットまで水につけてマジックジャークを行うと、ボトム付近のマスまで反応してくれてほぼ一投一匹の状態となり笑顔が止まらない。
ただこの釣りは座り立ちの状態であるので身長が180cmを超える大柄な人にはとても辛い体勢となるので注意が必要である。
最終釣果は76匹
最終的に終了時刻の16:45の時点で76匹とまずまずの結果であった。反省点としては、前半にバラシが多かったことと取り込み時のハリ外れが目立ったことである。
バラさないコツは心得ているものの実践となるとなかなか上手くいかないことも多く、トップトーナメンターの落ち着いて釣る姿勢の凄さを改めて知ることとなった。帰り道、大阪までは下道で帰宅。もちろん帰りには滋賀名物の近江ちゃんぽんを食べてお腹も満たされて帰宅した。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>