おいしい根魚のカサゴを、無駄なく味わい尽くすレシピ4選をご紹介します。ぜひお試しください。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター加藤隆太)
おいしいカサゴのレシピ4選
先日のジギング釣行で良型含めカサゴの釣果がありました。
カサゴは、おいしい根魚で、いろいろな料理法で無駄なく楽しめますのでご紹介します。
カサゴとは
カサゴといってもいろいろな種類がいます。
沖合いジギングで釣れる種類としては、山陰では本カサゴ、ウッカリカサゴ、オニカサゴ、アヤメカサゴなどをよく見ます。この中でウッカリカサゴは、とくに大型になりアタリも多いので釣りのターゲットとしても楽しめます。
カサゴに限らず根魚全般ですが、一般的に高級魚と呼ばれおいしい魚です。ただ、成長も遅いので、むやみやたらにキープしていると個体数が減ってしまいます。キープした魚は無駄なく料理して食品ロスをなくし、おいしくいただきたいところです。
定番レシピ紹介
私がよく作るレシピの紹介です。
1.定番の刺身
まず、定番のお刺身です。
鱗、内臓、エラを取って下処理した魚を2日ほど寝かします。サイズも大きめでしたので寝かしたあと、2日に分けて半身ずつ料理しました。
2.しゃぶしゃぶ
刺身にした際にでる頭、中骨、ヒレなどのアラを使って出汁を取ります。
アラは、一度湯通しして汚れを取り除きます。
再度お湯に入れ弱火でしばらく煮出します。出汁が取れたらアラは引き上げ、野菜、豆腐などを入れ完成です。
刺身の余りを皮付きで盛り付け、しゃぶしゃぶして食べますが、軽く火が通り、刺身とは違う食感と味が楽しめます。
3 アラ炊き
出汁を取ったあとのアラにも食べる身がありますので、そのままアラ炊きにします。
水、醤油、酒、みりん、砂糖を適量入れて甘辛の煮汁を作ります。そして、その煮汁にアラを入れます。すでに火は通っているので、煮汁をかけながら煮て短時間で完成です。お好みで一晩寝かすと味が染みてよいと思います。
4 内蔵(モツ)の甘辛煮
いままでは身を使った料理ですが、冬の時期の内臓には脂が入り、料理しだいでおいしく食べられます。
下処理は胃袋の中と、腸の中を綺麗にしてから、そのまま下茹でします。下茹でしたものを適当に切り分け、甘辛く作った煮汁でしばらく煮て完成です。
煮汁はアラ炊きのものより水を減らして作ります。ショウガを少し入れると臭み消しによいと思います。
無駄なくおいしく味わおう
今回の料理では食べられるところを使い、捨てたところは鱗、骨、エラ、ヒレだけとなりました。
また、サイズによっては料理の仕方で、丸ごと唐揚げにすれば骨まで食べられますし、大きい魚でもヒレ酒、ヒレを揚げてヒレせんべいのよう食べることもできます。
カサゴはおいしい魚ですから、無駄なく食べたいところです。ぜひ、参考にしてみてください。
<加藤隆太/TSURINEWSライター>