釣り仲間4人で、三重県・熊野沖でスロージギングを楽しんできた。当日の釣果はワラサ1匹、ホウキハタ54cmまで3匹、マハタ、その他カサゴなど。強風で短時間ながらも釣果に恵まれ、熊野の豊かな自然を実感できた釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)
熊野沖でスロージギング釣行
気持ちのいい青々とした空に、春のきざしを感じる。釣行当日の2月下旬は、各地で強風が吹き荒れており、予約していた遊漁船があいにくの欠航となってしまった。
そこで場所を変え、釣り仲間4人で三重県・熊野沖でスロージギングを楽しむことにした。
当日のタックル
今回使用するタックルは、ロッドがスローバンプSSD633/FSL、リールがオシアジガー1501HG‐L、ラインがXブレイドスーパージグマン2号、リーダーがオーシャンレコード60lbだ。
水深40mラインで釣行開始
午前6時半ごろに出船し、水深40mラインの瀬周りで大型のロックフィッシュ、ホウキハタを狙うことにした。
ジグはネコメタル120g。40mラインでスタート。アクションは4分の1、2分の1ピッチでゆっくりと根の上でジグを躍らせる。
1時間ほど探ってみたが、1バイトとイマイチ反応が得られなかったので、次は深場の80mラインの瀬周りに移動することにした。
ファーストヒットは70cm超えワラサ
ジグを120gから150gにウエートアップして投入する。開始早々仲間2人のロッドが大きく弧を描くが、残念ながらファーストバイトはフックアウト。
私も波に乗りたいと、気が焦ってワンピッチジャークで誘いを入れる。10シャクリぐらいしたところで、スカッと重みが消えた。すかさず巻いてアワせると、ロッドがギュンと曲がって海に突き刺さる。やっぱり食い上げてきたか。グングンと走るような引きは、おそらく青物だろう。
ファーストヒットということもあり、慎重にファイトする。時折ジィイイイッとラインを出されることから、それなりにいいサイズではありそうだ。船を見た瞬間の最後の突っ込みに耐えて無事ネットイン。
上がってきたのは、コンディションのいい70cm超えのワラサだった。幸先のいいスタートを切れたところで、1流し目は終了。