寒波が来る前に、どうしてもヤリイカの姿が見たいと越前海岸へ。釣行当日は、雨や風と多すぎるフグに悩まされながらも、粘りに粘って最後にヤリイカ2匹の釣果となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・東川久美子)
城ケ谷漁港でヤリイカ狙い
1月下旬、寒波が来る前にどうしてもヤリイカの姿が見たくなってしまい、友達を誘って行ってきました福井県は越前海岸。
予定では早めに場所取りをすればと思っていたが、そんな考えのアングラーさんたちで第1ポイントは満員御礼。第2ポイントも予想外に釣り人が多く、ここも回避。
そんな訳で動き回って到着したのが、最近よくお世話になっている城ケ谷漁港だった。
すぐに釣り座まで歩いて移動。難なく確保をして、いよいよヤリイカを釣るべくキャスト。シャカシャカ、シャカシャカ…。ちーん。応答がない。
では違う向きへキャスト。シャカシャカ、シャカシャカ…。こちらも異常なしだ。この日ヤリイカはお留守のようだ。
ここでもフグ大量発生
それからも根気よくキャストして、あらゆるポイントを調査していくが、全くの無反応だ。というか、フグが多すぎる!少し前にも「若狭湾でフグ大量発生」というネットニュースを目にしたのだが、ここ越前でも多すぎでしょーというぐらいいる。
そうこうしていると、辺りがどんどん暗くなってきた。さらに雨がしとしと降ってきた。それでもこの夜はキャスト、ステイからのトゥイッチ。様子を見てからまたキャスト。
開始してから1時間がたったころ、ようやく何やら生命反応があった。ゆっくりゆっくり寄せてくると重い!「やったー!」と思い、水面を照らすと、何だが嫌な予感が。まさかまさかのフグのスレ掛かりだ。これにはショック・・。
粘って粘ってうれしい胴長30cm
仕方なく半分諦めながらキャストを続けていると、もそもそっとした感触からバットの指先に違和感。うーん…と思いつつも、取りあえずアワセを入れると重い。逃げようとする感じが伝わってくる。これは間違いなくイカの手応えだ。
ゆっくり寄せるが、しっかり抵抗してくれる。そして釣り上げたのは、胴長30cmほどのヤリイカだった。これには笑顔がこぼれる。すかさずキャストで2匹目を狙う。