仕事が休みの日には、豊浜新堤のメバルと、そして常滑港のクロダイのダブルヘッダーで釣行しているが、今は知多半島が一番厳しい時期だ。ここでは、1月中旬に2回釣行したときの様子をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫)
豊浜新堤でエサメバル釣り
仕事の休みの日は豊浜新堤のメバルと常滑港のクロダイのダブルヘッダーで釣行してはいるが、クロダイに嫌われて1月の釣果は2匹止まり。メバルの方もこれといった釣果に恵まれていない。知多半島では今が一番厳しい時期だが、風が弱ければ、しばらくは2本立て釣行を続ける予定だ。
1月20日、午前5時前に愛知県・南知多町豊浜に車を走らせる。約35分で豊浜新堤の駐車場に到着したが、日に日に車の数が減っている。釣り桟橋も盛期の三分の一まで釣り人が減っていた。長ザオメバルはどうだろうと歩いて行くと1人だけ。
16日にも釣行したが釣れたのは2匹。時合いもなく終了した。そのとき来ていた常連さんの話によると、スナメリが多いためかメバルやカサゴは警戒して食ってくる気配がないらしい。
当日のタックル
今日もスナメリのせいで釣れないかもと思いながら準備をする。いつものロングレンジメバル輝11mのサオ先にぎょぎょライト37をつけ、仕掛け上にはケミホタル25をセットする。自作の胴つき3本バリ仕掛け。
エサのモエビは尾ビレをカットし、第2関節でハリ先を出して真っすぐになるように刺す。オモリは1号をセットした。
今のところ「プシュー!」の音は聞こえない。相変わらず海はスケスケでケミホタルが沈んでいくのがハッキリ見える。こんな状態で煮付けサイズが釣れるだろうか。左に流れる潮に乗せ、サオ先を移動しながらアタリを待つが反応なし。時間が早いのか。やはり東の空に赤みが差すまではお預けなのだろう。
メバル20cmをゲット
いつアタリが出てもいいようにしっかりサオを持っていると、やっとアタリが穂先を揺らした。けれど即アワセは禁物。一呼吸置いてサオ先が持ち込まれるのを待っていると、その引き込みでサオが曲がった。
ゆっくりサオを立てるとハリ掛かりしたようだ。心地いい引き込みでサオが弧を描く。最後はラインを手繰り寄せ、20cmの煮付けサイズをゲットした。
いつもならここから時合い突入となるが、今日は2匹目がこない。またしても貧果かと思っていたが、東の空が明るくなったころに2度目のアタリが出た。同じサイズ。やる気のあるメバルがいたようだ。