11月28日(月)、鶴見潮見橋の新明丸のスミイカ乗合船に乗り込んだ。秋口のように数は釣れないが、ジャンボトンカツサイズの手応えがこの時期の魅力。船中釣果は300~600g級スミイカ0~5尾で、ゲストにマダコ、数種類のフグが交じった当日の釣りの模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)
シャコテンヤのスミイカ釣り
東京湾の冬の沖釣り風物詩・シャコテンヤで釣るスミイカは、食べて美味しく、テンヤにイカが乗って竿がズッシリと止められるような手応えが一度味わうと病みつきになる。
秋口のコロッケサイズのように数は釣れないが、ジャンボトンカツサイズの手応えが、この時期の魅力。12月上旬の平均サイズは400gを上回り、根掛かりかと思う重量感は経験して初めてわかる快感。また、何回か釣行すると、テンヤを静止しているときにエサの上に乗ったのがわかるようになり、おもしろさに拍車がかかる。
第六新明丸で出船
6時半に現地着。新明利勝大船長、スミイカ船の高橋英夫船長とあいさつを交わす。第六新明丸に乗船すると、7~8人が釣り座を確保して準備中。
右舷側が多かったので、私は左舷に釣り座を探し、1番前に入っていた田中さんにあいさつをして前寄り2番目に座る。出船前にスタッフがシャコを5尾ずつ配り、さっそく1尾をテンヤに装着。
木更津沖のポイント
7時半の出船定刻までに乗船した釣り人は10人。左舷4人に対して右舷に6人が入っていたのは、北風のときに陽当りがいいことだけではないようだ。
定刻に河岸払い、航程約45分で木更津沖の水深20m前後のポイントに到着。天気は曇り、風は北から3~4mで海面はナギ、緑色の澄んだ潮が南へゆっくりと下げていた。
船中1匹目はトラフグ
8時半、船長から「はい、どうぞ」と投入OKの合図が出て、エンジン流しで開始。
開始から約10分ずつ流すがノーヒット。9時ごろに3流し目に入ると、右舷胴の間に入っていた久保さんが「こちら側で釣れたら声をかけるので釣りしてください」と親切に言ってくれたので、私も竿を手に持ちシャクリ始めた。
すると、久保さんから「後ろのほうでトラフグが上がりましたよ」と声がかかった。右舷トモ寄り2番の吉田さんが抱えていたのは45cm級。