愛知県田原市にある田原サーフへ、今回はシーバス狙いで釣行してきた。これから水温が落ちてくると、大型のヒラメやブリが増えて田原サーフはハイシーズンを迎える。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 浜松市・橋本康宏)
愛知・田原サーフについて
田原サーフは愛知県田原市にあるサーフで、海岸近くに山があり静岡県の遠州サーフとは違った景色を持つ。背に山があるので、静岡県西部サーフでは風が強く釣りができなくても、釣りが可能になることも多い。特にこれからの冬時期は、風が強くなるので意識しておくと良いだろう。
ターゲットだがヒラメはもちろんシーバス、青物、マゴチとサーフのターゲットは何でもそろう。シーバスの回遊も多いので、海況が悪くヒラメには難しい状況でもシーバスはチャンスに変わることも多い。
流入河川がないのも特徴で、塩分濃度が濃いためか釣魚の食味も良いと言われている。
シーバスの釣期
ハイシーズンは5~6月、11~1月となる。ヒラメ、青物、シーバス含め個体数が多く、サイズも良い。
夏場はマゴチや小型青物。厳寒期もベイトの接岸次第ではチャンスがある。つまりは一年中楽しめる釣り場なのだ。
使用したタックル
ロッドは10.7ftのスピニングロッド。リールは4000番のハイギアリール。ラインはPEライン1.2号にフロロカーボンライン5号を接続した。
秋から冬は風が強い日が多く、重いメタルジグを投げることも多い。またベイトも大型化する季節なので、使用ルアーも14cm前後のものもローテーションに加わる。そのためロッドパワーもM~MHパワーだと、快適に釣りができる。
海況悪ければ逆にチャンス
当日は台風の影響で波は高く、波足が長いため釣りにくい海況だった。特に朝の時間帯は満潮も重なったため、さらに難しい状況。昼ごろには干潮となり、潮位が下がることで波が落ち着くのを期待した。
海が荒れているときはヒラメを狙うには難しい状況だが、シーバスは荒れを好むターゲットであり、むしろチャンスだ。強風時などルアーが飛ばなくてもシーバスは波打ち際までルアーを追ってくるし、そのような状況こそ釣りやすい。
そのためルアーはミノーを主軸とし、表層から中層をメインに探っていった。潮位が高いときは反応が得られず。昼になり干潮になると波の高さは残るものの、落ち着いた海況になってきた。それでも時折高い波が立つので、ヒラメを狙うには厳しい状況だ。
波打ち際でヒット
ミノーのタイドミノースプラット140で表層を探るが反応はなく、中層をシンキングペンシルであるウェッジ120で引いてくると、波打ち際でヒット。回収寸前のバイトで最後まで気は抜けない。上がったのはきれいなシーバス。サーフのシーバスは銀ピカな魚体が魅力だ。