うだるような暑さが続いていた8月、好調に釣れているようなので久しぶりに関門エリアのテンヤに行ってきた様子をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
関門エリアのマダイテンヤ釣り
関門海峡でのテンヤ釣りは水深10~20mの浅場をメインに狙う。仕掛けはテンヤに生きエビを付けるだけのシンプルなもので、非常にわかりやすい。浅いので使うテンヤも軽く、6~8号がメインになる。
タックルは専用タックルが好ましいが、エギングロッドや硬めのメバルロッドで十分に代用が効く。ラインは0.6~0.8号PEにリーダーを3号。春のショアエギングタックルそのままを流用できる。
朝イチは苦戦
釣行した8月11日(木)の潮は大潮で、満潮が8時だった。朝はまだ薄暗5時30分に出港。
朝イチはどの釣りでもチャンスタイムだが、中々良型に巡り合えない。たまにエサ取りサイズのマダイも上がるが、キープサイズには程遠い。船長の話では昼前ごろまであまり良い潮が無く、チャンスあるとすれば昼頃になるだろうとのこと。兎にも角にも仕掛けが海の中になければ始まらないので打ち返す。
テンヤを底が取れるギリギリの4号まで軽くして、ようやくキープサイズをゲット。
今日はダメか……という雰囲気がただよう中、船長の判断でちょっとまだ早いけど本命ポイントに移動となった。
冷やしうどんで休憩
10時を過ぎた頃に名物の麺類が出る。
暑い時期は嬉しい冷やしうどん。薬味もしっかり乗っている、船長のサービス精神がこもったうどんを食べて後半戦に突入。
夏は注意の生きエビ
テンヤにつけるエビは船に備え付けられたポンプで常時海水を流し続けているので釣り終わりまでちゃんと生きている。しかし、夏場は特に暑さで死ぬエビも多く、死んでしまうと食いが落ちる上に頭が取れやすくなってしまう。エビにはずっと元気でいてもらうのが大切だ。
この日も大変暑い1日で、何匹か桶の下で死んでいるエビが居た。他の同船者の中にはエビクーラーを持参している人もおり、こまめに水温調整の為の氷も入れていて最後まで鮮度のいいエビを使うことができていた。
エビクーラーを使う際は水温を保つ氷とエアレーションを忘れずに。
後半に良型の時合い到来
まだ少し潮が動く時間には早いが、今日の本命ポイントに到着した。ポイント到着後少したってから同船者に特大サイズがヒット。
トモの方でも良型がヒットしていて、大型の群れが回遊している様子だ。ようやく待ちに待った時合い到来に船も活気付く。ようやく自分にも待望のヒット。
60cm級マダイ手中
60に迫るサイズの良型。自分の後ろでエビクーラーを使用していた同船者はこの時合いで60サイズを連打しまくっていた。食わせの技術もさることながらやはりエビの鮮度は重要。
その後もう十分とのことで余った生きエビを1匹わけてもらい、ラストチャンスに掛けたところ、間違いなく良型のマダイのヒットに持ち込んだが痛恨のラインブレイク……。悔しさを残しながら納竿となった。